一般的には、女性より男性のほうが性欲の強いイメージがあるかもしれません。
風俗は男性向けのサービスが圧倒的に多く、痴漢行為で捕まるのもほとんどが男性です。
女性向けの風俗はあるものの、男性向け風俗よりメジャーではなく、女性が痴漢などの性犯罪で捕まることも稀です。
そのため、男女で性欲は異なるという見解を持っていらっしゃる方も、多いのではないでしょうか。
ここでは、性欲という観点から、男女の違いや上手く付き合うポイントなどを解説するので、パートナーとの性欲の違いに悩んでいる方は参考にしてみてください。
そもそも性欲とは
そもそも性欲とは「性的な快感を得たいという欲求」もしくは「肉体的な性行為への欲望」のことです。
簡単にいうと、性行為をしたいと思うことが性欲です。
生物にとって、性行為は子孫を残すための重要な行為ですが、人間の視点から見ると愛や生殖のためだけでなく、快楽のためにするという方が多いかもしれません。
「マッサージが気持ちいいからやりたい」と同じように、「セックスは気持ちいいからやりたい」と思うのは自然なことです。
ただし、性欲が強いことに対して、ネガティブなイメージを持つ方も少なくありません。
性欲が強い＝淫ら、嫌らしい、理性がないというイメージがあるため、悩みや不安があっても相談しづらい欲求ともいえるでしょう。
しかし、先ほど紹介したように、性欲があるのは自然なことです。
理解を深めることで、より良いセックスライフやパートナーとの関係性を構築するきっかけにもなる、大切な欲求なのです。
男性と女性の性欲に違いはある？
性行為は、ペッティングやセックスのことを指すのが一般的で、どちらも男性が主導するものといえます。
男性が胸を揉んだり、挿入したりしなければ性行為にならないので、女性はどちらかというと性に対して受け身の状態です。
そのため、男性と女性の性欲には違いはあるのか、疑問に思う方もいるかもしれません。
そこでここでは、性欲に違いがあるのか、男女で異なる性欲が沸くタイミングについて解説します。
それぞれを具体的に見ていきましょう。
基本的に大きな違いはない
結論からいうと、基本的に大きな違いはありません。
例えば、お酒を飲んだときや過激なシーンがある映画を観たときなど、性欲が沸く瞬間もあります。
こういった瞬間は、男性でも女性でも性欲が強くなるようです。
ただし、これはあくまでも一例であって、人それぞれに性欲は強さが違います。
お酒を飲んでも、過激なAVを観ても沸かない人がいるため、男女で異なるというより人によって異なるので、男女による違いはないといえるでしょう。
女性には性欲が高まる特有の状況が存在する
女性には、性欲が高まる特有の状況があります。それは、生理周期が関係しています。
女性は、女性ホルモンの「エストロゲン」により性欲が強くなるといわれているので、分泌量が増える生理後から排卵日の前後までは、性欲が高まりやすくなるのです。
逆に、エストロゲンの分泌量が減少する生理前には、性欲も下がります。
この時期は、女性ホルモン減少の影響により、メンタル面でも落ち込んだりイライラしたりするので、性行為を面倒と感じる女性も増えるといわれています。
性欲のピークを迎えるタイミングも異なるといわれる
男女に性欲の違いはないといわれていますが、性欲のピークを迎えるタイミングは異なるといわれています。
個人差があるため一概にはいえませんが、男性のピークは10～20代、女性のピークは30～40代という方が多いようです。
男性の場合は「テストステロン」という男性ホルモンの影響によって性欲が高まるのですが、このホルモンの分泌は、10代から20代にかけて増えていきます。
そのため、10～20代後半でピークとなり、体が成熟する成人になると少しずつ減退していきます。
一方で女性は、30～40代に性行為に対する欲求が高まるといわれています。
これは、性行為の経験が少ない10～20代よりも、経験を積んで性行為に慣れる30～40代のほうがオーガズムに達しやすいことが理由とされています。
男性と女性の異なる性欲に上手く付き合うポイント
男性と女性の異なる性欲に上手く付き合うには、以下のようなポイントがあります。
ここでは、これらのポイントについて解説していきます。
性欲に関する理解や知識を深める
性欲と上手く付き合うには、まず理解や知識を深めることが大切です。
単に「やりたいだけ」「性欲が強い」というような認識では、性行為に対するモチベーションも下がってしまうかもしれません。
性欲は、ホルモンの影響や年齢によっても強さが異なります。
また、深い愛情から生まれることもあるようなので、自分の性欲はもちろん、異性の性欲に関する知識も深めておきましょう。
コミュニケーションを重視する
性行為は２人で行うものなので、お互いのニーズや感情をオープンに話し合うことが重要です。
コミュニケーションが取れていないと、相手の気持ちや思いがわからず、すれ違ってしまいます。
コミュニケーションを取って、互いの性欲の違いを理解して尊重することで、２人の関係をより良いものにできます。
パートナーに寄り添ってもらえれば、たとえ性行為をしなくても、触れあったりキスをしたりするだけで満たされるかもしれません。
パートナーの要望も聞き入れる
パートナーがいる方であれば、ときには妥協が必要なので、パートナーの要望を聞き入れることも重要です。
自分のニーズや要望ばかり押し付けてしまうと、パートナーも嫌になってしまうかもしれません。
特にカップルや夫婦の場合は、相手の思いを理解しないと気持ちにズレが生じる可能性があるので、注意しましょう。
パートナーのニーズや要望を重視すれば、お互いに満足のいく解決策を見つけ出せる可能性が高いです。
新しいえっちに挑戦してみる
相手の性欲に乗り気になれない場合は、新しいえっちに挑戦してみる方法もおすすめです。
人は、シチュエーションや行動を変えると、モチベーションがアップすることもあります。
例えば、一緒に住んでいる場合はラブホテルなどいつもとは違う場所にしたり、したことがない体位に挑戦してみたりすると、気持ちが切り替わって積極的になれるかもしれません。
ほかにも、キスの仕方を変える、大人のおもちゃを使ってみるなど、自分のモチベーションが上がることにチャレンジしてみましょう。
相手の気持ちや体調に配慮する
性欲と上手く付き合うには、自分の気持ちを大事にしつつ、相手の気持ちや体調にも配慮しましょう。
どんなに性欲が高まったとしても、パートナーの感情や体調を考慮に入れ、その日の気分や状態に応じて行動を調整することが大切です。
性行為は、ただ性欲だけで行うものではなく、気持ちも関係してくるので、自分の気持ちだけを押し付けないようにしましょう。
無理強いをするのではなく、相手を受け入れる姿勢を持つことが、互いの信頼関係を深めるポイントにもなるのです。
【まとめ】男性と女性の性欲の違いを知っておこう
男性女性に関係なく、人によって性欲の強さには違いがあります。
また、普段はそれほど性欲がない人でも、生理の影響や脳の刺激によって強くなるタイミングもあります。
そのため、自分の性欲とパートナーの性欲の強さに違いがあるのは当たり前のことなので、無理に押さえ込む必要もなく、逆に頑張って振るい立たせる必要もありません。
そもそも、自分の性欲は自分で満たせるので、無理をするのはNGです。
しかし、カップルや夫婦の場合は、相手から求められれば応えたい、求めたら応えてもらいたいという気持ちもあるでしょう。
そんなときには、今回ご紹介した内容を参考に、お互いが気持ちよく性行為ができるマインドを整えてみてください。
