セックスが気持ちよくない=不感症ではない!原因や改善策などを紹介!

セックス 気持ちよくない_アイキャッチ

パートナーに対して何の不満もなく、好きという気持ちがあるのにセックスが気持ちよくないと、「自分は不感症なのでは?」と悩んでしまうかもしれません。

不感症だとしても、パートナーに隠しておけばばれませんが、気持ちよくないままセックスをしていると、性行為自体が苦痛になってしまいます。

セックスを「苦痛」と感じるようになると、パートナーとの関係にヒビが入ってしまう可能性もあるので早めに解決するのがベストです。

セックスに関係する問題は、自分だけのことではありませんし、体と心が関わっていることなのでとても複雑です。

しかし、原因がわかれば改善策が見つかるかもしれません。

ここでは、セックスが気持ちよくない原因や気持ちよくなるための方法を解説するので、不感症なのか心配という方はぜひ参考にしてみてください。

目次

セックスが気持ちよくないのは不感症ってこと? 

好きな人との話題でダメなことのイメージ

セックスが気持ちよくないと、「不感症になってしまった」と思う方が多いかもしれませんが、実は一概に「気持ちよくない=不感症」というわけではありません

もちろん不感症の可能性もありますが、ただ単純に女性が興奮していなかったり、男性との相性が合わなかったりなどの理由もあります。

また、オーガズムに達しない場合も、不感症とはいいきれません。

性行為で女性がオーガズムに達する割合は、20代で約35%、30代で約30%、40代になると約26%という調査結果があります。
参照:一般社団法人日本家族計画協会「第4回【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ 2020(調査結果の概要)

つまり、20~40代の約3割しかオーガズムに達していないのですから、不感症を心配しなくても大丈夫です。

とはいえ、気持ちよくないままではセックスが嫌になってしまうかもしれないので、原因を把握して改善策を実践してみましょう。

不感症とは 

メガホン

不感症とは、男性より女性に多く見られる症状で、前戯やセックスなどの性行為をしても快感(気持ちよさ)がない、興奮しない、もしくは感度がとても弱い状態のことです。

ほとんどの場合、女性はバストトップやバスト、女性器などの性感帯に刺激を受けると、性的な快感を得ることで興奮します。

しかし、不感症になると、どんなに愛撫をされてもどこを触られても性的な快感がなく、興奮もしません。

不感症の種類と治療方法 

不感症といっても、その症状にはいくつかの種類があります。

不感症の種類
  • 快感も不快感も痛みもまったくない(何も感じない)
  • 快感はなく、痛みや不快感がある
  • 前戯では快感を得られるが、挿入すると痛みを感じる

これらの症状がある場合は不感症の可能性がありますが、「前戯では快感を得られるが、挿入すると痛みを感じる」というのは性交痛かもしれません。

性交痛は、膣分泌液の不足や膣の柔軟性が低下していることが原因で起こります。

この場合は潤滑ゼリーや潤滑ジェルのように、うるおいを補ってくれるアイテムを使うことで解決できるかもしれません。

まったく何も感じない、もしくは痛みや不快感がある場合は、心理的要因や身体的要因が考えられるよ。

心理的要因というのは、なんらかの原因で性行為へのトラウマやネガティブなイメージを持っている状態です。

心理的要因は、カウンセリングで治療を行うのが効果的です。

身体的要因というのは、そもそも性感帯の機能が弱いことが考えられます。

特に多いのは、クリトリス包茎という状態で、クリトリスの包皮が厚いせいで快感が得られないという状態です。

クリトリス包茎は、外科手術によって包皮を切除するという治療方法が有効です。

セックスが気持ちよくないと感じる主な原因 

セックスが気持ちよくないと感じる主な原因は、下記の6つが挙げられます。

ここでは、これらの原因について解説していきます。

えっちをする気分ではない 

セックスの快感や興奮は、「気持ち」も大きく関係しています

えっちをする気分でなければ、どこを触られても気持ちよいと感じないのが一般的です。

また、ほかのことが気になっていたりして、気持ちが入らないという状態なのかもしれません。

気持ちが入らないことが原因の場合は、「えっちをしたい」と思っているときであれば、気持ちよさを感じられるので、不感症の心配をしなくてもよいでしょう。

前戯が十分ではない

そもそも、前戯が十分でなければ気持ちよさを感じることはありません

前戯が十分に行われないと、気持ちよさよりも「不足」を感じてしまうので、膣もうるおい不足になってしまい性交痛が生じることがあります。

挿入時に気持ちよさを感じるには、膣が十分に潤っている必要があります。

前戯は、性的快感や興奮を高める大切な行為なので、前戯不足を感じている場合は不感症ではないといえるでしょう。

自分の快感ポイントから外れている

パートナーが触れる部分が自分の快感ポイントから外れている場合、当然ですが何も感じないのが一般的です。

しかし、快感ポイントは人によって違うので、パートナーがわからないのも無理はないでしょう。

このような場合は、自分の快感ポイントをパートナーに伝えるしかありませんが、自分自身で理解している必要があるので、セルフプレジャーで把握しておくとよいでしょう。

自分への触れ方が乱暴である 

経験が少ない人に多いのが、前戯などで乱暴な触れ方をすることです。

AVでは、男優があえて乱暴に前戯を行っているシーンがあるので、AVの観すぎにより誤った触れ方をする人がいます。

AVはあくまで作品ですが、人によってはこれを真に受けて「乱暴に扱えば興奮する」と思い込んでしまうケースも少なくありません。

こういう場合も言わなければわからないので、より丁寧に優しく触れてくれるように伝えてみましょう

パートナーの男性器との相性がよくない 

パートナーの男性器との相性も、気持ちよさに関係しています

例えば、男性器が小さくてフィット感がなかったり、逆に大きすぎて痛かったりすれば、気持ちよくないのは当然のことです。

男性器は変えられないので、このような場合は前戯をメインにするなどの工夫が必要かもしれません。

セックスに関するトラウマがある 

セックスに関するトラウマがある場合は、快感よりも不快な気分になることが多いかもしれません。

暴力的なセックスをされたり、体型のことを指摘されたりするなど、過去に嫌な思いをしたことがあると、性行為に集中できなくなり快感を得にくくなります。

セックスで気持ちよくなるための方法 

CHECKの吹き出しイラスト

セックスで気持ちよくなるための方法は、7つあります。

ここでは、これらの方法について解説していきます。

セルフプレジャー(自慰行為)を行う

セルフプレジャー(自慰行為)はネガティブに捉える人も多いようですが、気持ちよいセックスをするための基礎といわれています。

セルフプレジャーをすれば、どの部分が一番感じるかを把握できるので、パートナーに伝えられます。

セルフプレジャーをするときには、オーガズムに達することよりも、気持ちよい部分を丁寧に扱って自分を喜ばせてあげましょう

この経験があることで、愛撫されたときのリラックス効果がアップし、ワンランク上のセックスを楽しめます。

ラブグッズを活用してみる

男性器との相性が悪いという方は、ラブグッズを活用してみましょう

ラブグッズにはいろいろな種類がありますが、パートナーとのセックスで足りていない部分をフォローできるものを選ぶとよいでしょう。

男性器との相性が悪い場合は挿入できるタイプのもの、前戯に時間をかけてくれない場合は挿入しているときでも快感ポイントを刺激できるタイプのものなど、自分好みのラブグッズを活用してください。

シチュエーションを変えてみる 

いつも同じ部屋やホテルでしていると刺激が感じられないので、シチュエーションを変えてみるというのもおすすめです。

行ったことのないホテルや旅館など、初めてのシチュエーションであれば新鮮な気持ちでセックスができます。

場所を変えるのが難しい場合は、コスプレをしてみるとよいでしょう。

セーラー服やチャイナ服など、いつもと違う格好をするだけでも十分に気持ちが盛り上がります。

パートナーと話し合う 

メンタル的なことが原因で気持ちよさを感じられない場合は、パートナーと話し合ってみましょう

例えば、もっとも快感を得られるポイントはどこなのか、どういった体位が好きなのか、お互いのことをしっかり理解することで、本当に気持ちのいいセックスができるようになるかもしれません。

もちろん、セックス以外のことを話してコミュニケーションを取るというのも効果的です。

性行為にトラウマがある場合、それを意識しすぎることで気持ちよくなくなってしまうようです。

普段からコミュニケーションを取っておけば、安心感が生まれるので、性行為をするときの緊張も薄れ快感を得やすくなるでしょう。

自分から積極的に動いてみる 

一般的に、セックスは男性主導になることが多いですが、どうすれば気持ちよくなれるかを知っているのは自分なので、自分から積極的に動いてみるという方法もおすすめです。

例えば、もっと奥まで入れて欲しいと思っても、それを伝えるのは恥ずかしいかもしれません。

そのようなときには、騎乗位になればぐっと奥まで挿入できます。

前戯が足りないと思った場合は、あえて胸をパートナーの顔の前に差し出すなど、積極的に動くことで気持ちよさは倍増するかもしれません。

生活習慣を見直す 

女性ホルモンのバランスが崩れていると、膣やクリトリスの血流が悪くなります。

また、膣内の粘膜が薄くなり硬くなってしまうことで、快感が得にくくなるともいわれています。

女性ホルモンのバランスは、更年期やストレス、薬の副作用などで崩れることがありますが、生活習慣の乱れも原因になるので見直してみましょう。

生活習慣を見直すポイントは、「運動」「食事」「睡眠」です。

「乱れているな」と感じるポイントがある場合は、下記のような改善策を実践してみてください。

適切な運動
定期的な運動は、血流を改善し、性欲を高める効果がある。特に、骨盤底筋のトレーニングは、性的満足度を向上させる。

バランスの取れた食事
健康的な食事は、エネルギーを高め、性機能を維持するために重要。特定のビタミンやミネラル(例:亜鉛、ビタミンE)は、性欲を高める効果あり。

十分な睡眠
質のよい睡眠は、全体的な健康と性欲の向上に不可欠。

リラックスしてからセックスをする 

気持ちよさを感じたり、オーガズムに達したりするには、リラックスすることが大切だといわれています。

リラックスをすると、幸福を感じる「オキシトシン」という愛情ホルモンが分泌されます。

このホルモンにより、膣が柔らかくなるので、挿入時のオーガズムを感じやすくなるのです。

そもそも、緊張や不安がある状態では気持ちよさを感じることができません。

セックスの際にはリラックスし、ストレスや不安を取り除くことが重要です。

性行為をするときに緊張したり不安になったりする場合は、深呼吸やリラクゼーション技法を取り入れて、心身のリラックスを促してみましょう。

【まとめ】気持ちよくないセックスは改善できるかも

セックスが気持ちよくない原因は、パートナーのテクニックや相性、メンタル的なことなどいろいろありますし、複数の原因が重なっている可能性もあります。

そのため、簡単には解決できないと思い込んでしまうかもしれません。

しかし、シチュエーションを変えてみたり、ラブグッズを使ってみたり、思い切ってパートナーと話し合うなど解決方法は多くあります。

1つの方法でダメだったとしても、「他の方法を試してみよう!」と前向きに捉えることが大切です。

ネガティブに考えてしまうと、精神的な焦りや不安から余計に気持ちよさが感じられなくなることもあるので、「いつか改善できるかも」と気軽に楽しむ感覚でチャレンジしてみてください。

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この記事を書いた人

心も体も健康で、自分らしく生きてほしい。そのために多くの選択肢を与えたい。
そんな思いで、女性の生き方を見直すきっかけとなるような、有益な情報を発信しています。

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