刺激がほしい場合は、いつもと違った体位でセックスをしてみるのはいかがでしょうか?
今回は、背面座位のやり方について解説します。
経験がない方もいるかもしれませんが、女性の興奮度や刺激を高めやすい体位でもあるため、おすすめです。
気持ち良くセックスするためのコツも伝授するので、ぜひ参考にしてみてください。
背面座位とはどんな体位?
背面座位とは、別名「座りバッグ」と呼ばれ、女性が男性に背中を向けて座ったまま挿入する体位です。
騎乗位と体の向きが反対バージョンと考えると、分かりやすいでしょう。
向き合わない体勢なので、恥ずかしがり屋の女性でも、思うがままに快楽を得やすいです。
客観的に見るとアダルティな体位でもあるため、AVで見る機会も多く、男性人気が高い体位でもあります。
江戸時代に誕生したとされる四十八手でも、背面座位は登場しています。
「乱れ牡丹」「絞り芙蓉」という名前がつけられていることからも、古くから体位としてその気持ち良さを認知されてきました。
背面座位にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。
それぞれについて見ていきましょう。
背面座位のメリット
背面座位のメリットは、お互いの体を密着させながらセックスができることです。
男性が後ろから女性を抱きしめるような形になることで、密着度が増します。
耳や首筋といった女性が感じやすい部位に刺激を与えられるため、女性の興奮を引き出せることもメリットの1つです。
また、背面座位は、お互いの顔が見えないこともメリットの1つと考えられます。
恥ずかしがり屋で、普段のセックスでは思うように快感を表現できない女性でも、顔が見えていなければ素直に興奮できるでしょう。
相手が見えないと、何をされているのか分からず敏感になりやすいため、目隠しと同じような効果もあります。
普段から目隠しプレイを好むのであれば、背面座位はマッチする体位といえます。
背面座位は男女の両手が自由になるため、挿入しながら体を触ったりキスをしたりできるのもメリットです。
バックでは男性が女性の体を支えなければなりませんが、背面座位であれば自由に手を動かせるので、刺激も加えやすいですよ。
背面座位のデメリット
背面座位にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。
正常位やバックと比較してペニスが抜けやすく、抜けないように配慮してしまって、思うように動けないケースも発生します。
最初のうちはなかなか慣れないかもしれませんが、段々コツが掴めるようになってくるので、試してみる価値はあるでしょう。
また、男性が女性の体を支えるようなスタイルになるため、男性に体重がかかりすぎて、負担になりやすいこともデメリットの1つです。
お互いが気持ち良くなれるように相談しあって、背面座位にチャレンジしてみましょう。
背面座位のやり方をイラストつきで解説!
背面座位にチャレンジしたいけれど、どうやってすれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか?
今回は、背面座位のやり方をイラストつきで解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
それぞれを具体的に見ていきましょう。
ベッドなど平らな場所で行う場合
セックスはベッドで行うケースが多いため、まずは平らな場所で背面座位をするときのやり方を見ていきましょう。
ただし、平らな場所で行う場合、男性への負担がやや大きくなってしまいます。
後ろから抱きしめるような体勢になる必要があるため、上半身は常に起こした状態になります。
体勢的に辛そうだなと感じるのであれば、ベッドのフレームに寄りかかるようにしてみましょう。
体をフレームに預けられるため、必要以上に体力や筋力を使わずに、背面座位を楽しめます。
背面座位は、騎乗位やバックの流れで移るとスムーズです。
①男性が仰向けになって横たわる
まずは、男性がベッドの上に仰向けになって横たわります。
床のように硬い場所だと、背中やお尻が痛くなりやすいので、あまりおすすめできません。
マットレスを備えたベッドやソファなど、クッション性のある場所を選ぶとスムーズに楽しめます。
男性は最初から上半身を起こしたくなるかもしれませんが、そうすると女性がペニスを挿入しにくくなるので、まずは横たわって後から上半身を起こしてもらいましょう。
②女性が脚を広げてまたがり、挿入する
男性が横たわったら、女性が脚を広げて男性の上にまたがります。
このとき、男性には背中を向けるようにしてまたがりましょう。
男性の腰のあたりにまたがったら、そのままペニスを女性器に挿入してください。
またがるときに、膝をベッドについて脚を折りたたむような形にすることで、スムーズに挿入ができます。
いきなり挿入をすると、男女ともに負担を感じやすいので、ゆっくり挿入しましょう。
男性が女性の腰を支えるようにして挿入すると、より的確に挿入できます。
③男性が上半身を起こし、女性を軽く抱きしめる
ペニスを女性器に挿入したら、男性が上半身を起こして女性を後ろから抱きしめます。
ペニスが抜けないように、慎重に上半身を起こして抱きしめるのがポイントです。
このときに、軽く抱きしめてもらうようにしましょう。
後ろからだと視覚的な情報がシャットダウンされるので、いきなりきつく抱きしめられるとびっくりしてしまいます。
④女性が腰を動かす
体勢が安定してきたら、女性が腰を動かしましょう。
背面座位は女性主導で動く体位なので、女性が気持ちの良いスポットに当てられるのが魅力的なポイントです。
ベッドのスプリングを利用しながら体を上下に弾ませると、体力を使わずに腰を動かせます。
また、両手を前について、腰を前後させるのもおすすめです。
骨盤をグラインドさせると、ペニスが自然に出入りして、また違った快感を楽しめるでしょう。
ただし、興奮しすぎて腰を動かしすぎるのは、おすすめしません。
男性に腰を持ってもらい、動きをリードしてもらうと、ペニスが抜けにくいのでおすすめです。
イスやソファで行う場合
イスやソファで背面座位を行う場合のポイントを紹介します。
ベッドで背面座位をすると、男性の動きが制限されやすく、腰や脚に負担がかかりやすいです。
しかし、イスやソファのように背もたれがある状態ならば、体勢を安定させやすく、男性の自由度がアップします。
男性が腰を動かしやすくもなるので、女性だけに負担がかからないのも特徴的です。
①男性がイスに座って脚を開く
まずは男性がイスに座って、脚を開きます。
このときに、最初から上半身を背もたれに預けるのではなく、女性が挿入しやすいように、微妙に体勢を調整してもらいましょう。
脚はなるべく大きく広げることによって、女性が間に入りやすくなり、挿入しやすくなります。
②女性が男性の脚の間に入って挿入する
女性が男性の脚の間に入って、ペニスを女性器に挿入します。
難しく感じるかもしれませんが、立ちバックと同じような感覚で挿入すると案外スムーズです。
女性は、腰を男性側に突き出すようにしてお尻や腰を支えてもらい、挿入をリードしてもらいましょう。
決してどちらか片方が挿入しようと頑張るのではなく、お互いがスムーズに挿入できるように、体勢を変えたり微調整したりすることが重要です。
③男性が女性を軽く抱きしめ、女性が腰を動かす
挿入できたら、男性が後ろから軽く抱きしめます。
密着度が高まるため、耳や首筋を舐めたりキスをしたりと、挿入以外のスキンシップも楽しめます。
女性側は、男性の太ももやソファの縁、机や壁などに手をついて、安定させましょう。
そのまま体を上下に動かして、ピストンをしてみてください。
ベッドの上と異なり、脚が床にしっかりくっついているので、長時間ピストン運動をしても案外疲れにくいです。
また、お尻を突き出すように前傾姿勢をとれば、より色っぽく男性を誘惑できます。
慣れてきたら深く挿入したり、男性の腰にぐりぐりと押し当てたりと、さまざまな動きで男性を攻めてみてください。
背面座位で気持ち良くセックスするためのコツ
背面座位のやり方を知ったところで、気持ち良くなるためのコツをチェックしましょう。
最初は慣れなくて、なかなか気持ち良さを感じられないかもしれませんが、コツを掴むと快感を得やすいです。
背面座位は比較的自由度の高い体位でもあるので、コツを掴んでセックスをより充実させられるように、チャレンジしてみましょう。
1つずつ解説していきます。
最初はゆっくり腰を動かす
最初は、ゆっくりと腰を動かすのがポイントです。
背面座位に限った話ではありませんが、最初からガツガツ腰をついてしまうと、思うように快感を得られません。
まずはゆっくりと挿入して、焦らすようにペニスを出し入れしながら、お互いの感度を高めていきましょう。
密着度合いが高い体位なので、腰やお尻周りがくっついている感覚を得ながら動かしましょう。
段々と腰を動かすスピードを上げることで、体への負担も少なく、より快感を得やすくなります。
動きを速くするときは、前傾姿勢になる
ペニスと女性器の感度が高まったなと感じたら、段々と腰を動かすスピードをアップさせていきましょう。
垂直に女性が腰を落とすよりも、やや前傾姿勢になって腰を動かしたほうが、楽にスピードをアップさせられます。
ただし、あまりにも前傾姿勢になると、気持ち良さを感じにくくなるだけでなく、ペニスが抜けやすくなるため注意が必要です。
オーガズムが高まってきたなと思ったら、前傾姿勢を緩めて、ペニスと女性器が垂直になるようにしてみてください。
Gスポットやポルチオといった性感帯にペニスが当たりやすくなり、より高いオーガズムを実感できます。
男性の下半身にお尻や太ももを密着させる
男性の下半身に、お尻や太ももを密着させるように意識すると、興奮度合いや感度が高まります。
皮膚の温度や質感は、想像以上に人間の興奮を引き出してくれます。
わざと自分のお尻や太ももを密着させれば、男性側を興奮させられるだけでなく、女性の興奮も高められるでしょう。
背面座位でパートナーの男性を興奮させるには?
背面座位で男性を興奮させるには、どうすれば良いのでしょうか?
この3つのポイントをまとめてみたので、チェックしてみましょう。
濃厚なキスをする
セックス中は、濃厚なキスをすることで、男女ともに興奮度合いを高められます。
背面座位は男性に背を向ける形なので、難しいと思いがちですが、女性が軽く振り向くだけで簡単にキスができます。
このとき、男性の首に女性が腕や手を掛けるようにすると、濃厚なキスがしやすく、視覚的にも興奮させられるでしょう。
鏡の前で行う
鏡の前で背面座位を行うことで、客観的に体勢が見えて男性の興奮を高められます。
背面座位は刺激的な体勢のため、AVでも採用されることが多く、男性の興奮を引き出しやすい体位です。
大きな鏡を持ってきて、鏡の前でセックスをしてみましょう。
鏡越しにお互いの顔を見られるので、背面座位だと寂しさを感じる人にもおすすめです。
事前に首筋、背中、お尻のケアをしておく
男性との密着度合いが高い体位だからこそ、事前に首筋・背中・お尻のケアをしておきましょう。
ボディスクラブで肌を滑らかにして、クリームで保湿すれば、思わず触りたくなるような肌が完成します。
ケアをすることで視覚的に美しくするだけでなく、肌が当たったときに気持ち良さを感じさせられるので、よりパートナーを興奮させられます。
【まとめ】背面座位は密着度が高く、愛情が伝わりやすい
背面座位は、男女の体がしっかり密着する体位なので、耳元で囁いたり首筋を舐めたりと愛情表現がしやすいです。
最初はどうやってやれば良いのか分からないかもしれませんが、コツを押さえてぜひチャレンジしてみてください。
また、背面座位をアレンジしたり、自分たちなりの楽しみ方やポイントを見つけたりするのも楽しいですよ。