騎乗位のバリエーションでもある背面騎乗は、恥ずかしさを忘れて、セックスに没頭できる体位としておすすめです。
今回は、背面騎乗位のやり方を紹介するとともに、気持ち良くなるためのコツについてもまとめています。
ぜひ背面騎乗位にチャレンジして、有意義なセックスライフを過ごしてみてくださいね。
背面騎乗位とはどんな体位?
背面騎乗位とは、騎乗位から派生した体位の1つで、男性の顔に女性が背中を向けた向きで騎乗位を行います。
つまり、普通の騎乗位と女性の向きが反対になり、男性と顔をあわせずにセックスをするのが特徴です。
恥ずかしがり屋の女性でも男性に顔を向けないので、照れずにセックスを楽しめます。
また、女性主導の体位でもあるため、痛みや圧迫といった女性への負担が少なく、男性は視覚的にも興奮しやすいです。
一見すると大胆な体位のように思えますが、海外では騎乗位がメジャーな体位といわれています。
背面騎乗位も比較的行われている体位なので、恥ずかしがる必要はありません。
なお、通常の騎乗位のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。
背面騎乗位が人気の体位である理由
背面騎乗位がなぜ人気の体位であるのか、その理由を探ってみましょう。
人気の理由を知れば「自分も試してみよう」と興味が湧くかもしれません。
ここでは、背面騎乗位のメリットとデメリットについて紹介します。
それぞれを具体的に見ていきましょう。
背面騎乗位のメリット
背面騎乗位の最大のメリットは、お互いの顔が見えないことです。
特に女性は、セックス中に自分の顔が相手から見えることを恥ずかしいと思う人も多いため、なかなか集中できないケースがあります。
しかし、背面騎乗位であれば、相手に自分の顔を見られることなくセックスに没頭できるので、より快感を得やすいです。
さらに挿入の角度を調整したり、自分で胸やクリトリスを触ったりすることで、高いエクスタシーを感じられるのもメリットとして挙げられます。
男性も、女性の顔は見えないものの、性器やお尻をダイレクトに見られる体位なので、通常より興奮しやすいです。
特にお尻フェチの場合は、挿入しながら触りやすい体位なので、いつもと違った雰囲気を楽しめます。
背面騎乗位のデメリット
背面騎乗位のデメリットは、女性が疲れやすいことです。
女性主導でメリットも多いですが、基本的に女性が動くため、疲労を感じやすいでしょう。
そんなときは、男性が下から突き上げるようにしてピストンをするなど、男女で交代しながら動くのがおすすめです。
また、背面騎乗位は、普通の騎乗位よりも抜けやすいというデメリットがあります。
激しく動きすぎると、ペニスが抜けて気まずい雰囲気になってしまうので、注意が必要です。
背面騎乗位のやり方をイラストつきで解説!
魅力的な体位である背面騎乗位ですが、いまいちどんな体位なのかピンと来ない方もいるかもしれません。
今回は、イラストつきで背面騎乗位のやり方を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
それぞれの項目について、詳しく解説していきます。
①男性が仰向けになって横たわる
まずは男性が仰向けになって、ベッドや床の上に横たわります。
このとき、男性の足を肩幅程度に、軽く開くようにしてもらいましょう。
足を開きすぎたり閉じすぎたりすると、女性がまたがりにくく、挿入が難しくなります。
また、男性女性ともに、リラックスした状態でスタートさせることが大切なので、雰囲気づくりにも気を配りましょう。
例えば、アロマを炊いたり部屋を暗くしたりすることで、ムーディーな空間を演出できます。
特に女性は、雰囲気で性欲が大きく左右されるため、事前の準備が大切です。
②女性が男性に背を向けてまたがる
続いて、女性が男性に背を向ける状態で、腰のあたりにまたがりましょう。
普通の騎乗位の場合は、男性と向かい合うようにまたがりますが、背面騎乗位はその逆です。
女性は両膝を地面につけながらまたがると、スムーズに体勢を変えられます。
また、その後の挿入やプレイを疲れにくくするためには、女性が足を45度程度に開いてまたがるのがおすすめです。
足を閉じすぎても開きすぎても負荷がかかるため、大体45度をキープして安定感を得ましょう。
③前かがみになってペニスを挿入する
女性が男性にまたがったら、いよいよペニスを女性器に挿入しましょう。
女性は、前かがみになったらペニスを手で軽く持ち、自分の膣にあてがいます。
そこから腰をゆっくりと落として、挿入しましょう。
最初のうちはなかなか慣れないので、男性がアシストしてあげるとスムーズです。
女性側も、自分の体の角度を調整しながらペニスを挿入しましょう。
このときに、男性はしっかり勃起していないとうまく挿入できないので、コントロールしてください。
④女性が腰を動かす
無事ペニスが女性の膣の中に入ったら、腰を動かしましょう。
騎乗位といえば、女性が上下に動くイメージがありますが、前後にグラインドさせるのもおすすめです。
上下のピストン運動ほど体への負担が少なく、ゆっくり動かせるので、お互いの感度を高めるのに最適ですよ。
最初はグラインドでお互いの性器を馴染ませるように動き、その後徐々に上下のピストン運動に移行すると、スムーズな流れで背面騎乗位を楽しめます。
背面騎乗位から発展させた体位
背面騎乗位から派生した体位もあるので、慣れてきたらあわせて挑戦するのもおすすめです。
背面騎乗位とは、ペニスの当たる位置が異なったり、興奮度合いが違ってきたりします。
以下の2種類の体位を紹介するので、気になる方は確認してみてくださいね。
それぞれの体位について、確認していきましょう。
女性をそのまま仰向けにさせる(撞木ぞり)
背面騎乗位をしたら、女性がそのまま仰向けに寝そべる体位を撞木ぞり(しゅもくぞり)といいます。
男性の体の上に女性が仰向けに寝そべる状態になるため、体の密着度が上がるのがポイントです。
騎乗位は男女の体が離れる体位なので、密着度を高めたい場合は試してみましょう。
女性の足は膝を曲げて足裏をしっかり床につけ、ペニスを抜けないようにするのがおすすめです。
男性が下から突き上げるように体を動かして、ピストン運動をします。
男性が上体を起こし、女性が四つん這いになる(突き回し)
突き回しとは、男性が背面騎乗位から上体を起こして、女性が四つん這いになる体位です。
バックに似ていますが、男性は足を投げ出すように座る体勢になります。
そのため手で床を押して、自分の体を支えるようにします。
男性が動いても良いですが、女性が腰を積極的に動かすのもおすすめです。
そのままバックに移行しやすいため、さまざまな体位を楽しみたいときに活用してみましょう。
背面騎乗位で気持ち良くセックスするためコツ
背面騎乗位で気持ち良くセックスするためには、以下のコツを押さえておきましょう。
背面騎乗位は女性が優位に動ける体位なので、普段イケない人でもイキやすくなります。
コツを知っておけば、さらなるエクスタシーを感じられるはずなので、確認しておきましょう。
それぞれの項目について、以下で詳しく解説していきます。
男性に体を支えてもらう
女性が男性の上にまたがって腰を動かす背面騎乗位は、男性のアシストが必要です。
男性に体を支えてもらいながらピストン運動することで、体勢が安定して自分の感じる部分を上手に刺激できます。
男性にお尻や腰を支えてもらうか、腕を掴んでもらい、体を安定させましょう。
また、女性は両膝を立てて、ヤンキー座りのような姿勢でピストン運動すると、さらに安定度が増します。
より深くまで挿入できる体勢なので、慣れてきたらぜひ試してみてください。
自分で膣口への当て方を調整する
背面騎乗位をより気持ち良くするには、自分で位置を調整して、膣の気持ちの良い部分にペニスが当たるようにしましょう。
膣はさまざまなスポットがあり、気持ち良さや刺激の大きさには個人差があります。
そのため、自分で調整しながらベストなポジションを探して、快感を得るのがおすすめです。
腰を動かしたり、若干腕や上半身のポジションを変えたりするだけでも、膣口への当たり方は異なります。
ぜひ調整しながら、セックスを楽しんでみてください。
Gスポットやポルチオに当てる
Gスポットやポルチオは、女性が感じやすい部分でもあり、刺激することでイク可能性が高まります。
背面騎乗位は、ペニスが奥深くまで入るのでポルチオに当たりやすく、女性が自由に動けるため、Gスポットも刺激しやすいです。
位置を調整して、Gスポットやポルチオを刺激しながらピストン運動をすることで、男性も女性も大きな刺激を得られるでしょう。
特に普段イッた経験が少ない方や、ポルチオやGスポットの位置がいまいち理解できていない方は、ぜひ試してみてください。
ほかの性感帯を触ってみる、触ってもらう
背面騎乗位をより楽しむためには、胸などほかの性感帯を触ったり触ってもらったりしましょう。
ピストン運動では得られない刺激があるため、よりセックスを楽しめるだけでなく、さらなる快感を得られる可能性が高いです。
ただし、背面騎乗位は男性の手が女性に届きにくい体位なので、自分で胸やクリトリスを触って感度を高めてみましょう。
練習をしておく
いざ背面騎乗位をしようと思っても、スムーズに動けないと興奮も冷めてしまうかもしれません。
事前に練習をして、背面騎乗位のコツを掴んでおきましょう。
特に、初めて背面騎乗位に挑戦する場合、どうすればスムーズに挿入できるのか悩むものです。
ラブグッズを使って練習すれば、実践的でコツも得やすいですよ。
おすすめは、吸盤がついていて、床で自立するタイプのラブグッズです。
実際の背面騎乗位を想定した練習ができるので、ぜひ使ってみてください。
背面騎乗位でパートナーの男性を興奮させるには?
背面騎乗位は女性優位な体位だからこそ、パートナーの男性を興奮させたいと思っている人も多いでしょう。
そんなときは、以下のポイントを試してみてはいかがでしょうか。
これらのポイントを押さえれば、男性も高い興奮を感じてくれる可能性があります。
それぞれを具体的に見ていきましょう。
胸を強調する
背面騎乗位をしていると、男性からは胸が見えません。
だからこそ、胸を強調するような姿勢や動きで、興奮度を高めてあげましょう。
例えば、自分で胸を揉んだり大きく揺らしたりすることで、背中越しでも胸の存在を認識できます。
また、上半身を大きくひねって男性側を向き、胸を見せつけるようにしてアピールしてみましょう。
見えにくく触れないからこそ、男性はより興奮する可能性が高いです。
自分で胸を触ることで、自分自身の感度も高められて一石二鳥なので、ぜひ試してみてください。
甘い言葉をかける
案外男性も、甘い言葉をセックス中にかけられることで興奮するため、積極的に声をかけてみましょう。
背面騎乗位は顔が見えないからこそ、音が重要なポイントとなります。
甘い言葉を投げかけることで、お互いの愛情表現を行い、より興奮させるのがおすすめです。
また、言葉だけでなく、荒い息遣いも男性を興奮させる要素なので、取り入れてみてくださいね。
キスやハグをする
セックス中にキスやハグをすることで、男女ともに興奮度を高められます。
背面騎乗位は、お互いの体が離れている体位なので、キスやハグを取り入れて密着度を高めましょう。
ただし、背面騎乗位の状態でキスやハグをするのは難しいので、途中でほかの体位に移ったり、背面騎乗位をする前にキスやハグをしたりするのがおすすめです。
セックスは、愛情表現やコミュニケーションの一種なので、ただ挿入したり体を触ったりするのではなく、キスやハグをたくさん取り入れましょう。
彼の体を舐めるなど愛撫する
背面騎乗位のときに、彼の体を舐めたり愛撫したりすることで、より相手の興奮を引き出せます。
背面騎乗位中に、男性は女性のことが見えないので、視覚以外の情報でいかに興奮させるかがポイントです。
音や香りも大切ですが、舐めたり愛撫したりと感触で興奮させてみましょう。
例えば、背面騎乗位でピストン中に、彼の太ももをなぞるように触れば、ゾクゾクとした感覚に興奮する可能性が高いです。
愛撫は、背面騎乗位をしながらでも簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
もう少しレベルアップしたいのであれば、彼の体を舐めましょう。
背面騎乗位を一度ストップさせて、上半身を倒して彼の足を舐めるのがおすすめです。
慣れてきたら、舐めながら腰を動かせるようにもなるので、無理のない範囲で楽しんでみてくださいね。
背面騎乗位での注意点
背面騎乗位はメリットが多く、女性もイキやすい体位なので、興味が湧いてきた方もいるでしょう。
しかし、実際に背面騎乗位をスムーズに楽しむためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
背面騎乗位の注意点について、以下の3つのポイントをピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてください。
1つずつ解説していきます。
男性に体重をかけすぎない
背面騎乗位をする場合、男性にあまり体重をかけすぎないように注意してください。
女性が優位となって動く体位だからこそ、体を男性に預けながらピストンしたくなるかもしれませんが、注意が必要です。
男性に体重をかけすぎると、男性側も苦しくなってきて、セックスに集中できません。
なるべく負荷を相手にかけないために、膝を床につけたり立膝になったりして、自分の体を安定させましょう。
また、重心をなるべく上に意識することで、体重が分散するだけでなく、見た目も美しく見えるのでおすすめです。
まずはゆっくりと腰を動かす
背面騎乗位は、いきなり激しく動くと、女性だけでなく男性も痛みを感じる可能性があるため、まずはゆっくりと腰を動かすのがポイントです。
優しくペニスを握ったら、膣の入口に当ててゆっくりと腰を落としていきましょう。
根本までペニスが入ったなと感じたら、そのままゆっくりと動かします。
このときに、膣とペニスを馴染ませるようなイメージで動かすと、痛みや刺激を与えすぎず、段々と慣れていきます。
徐々にスピードを上げたり、位置を変えたりしながら腰を動かしていくほうが負担は少ないので、慎重に動くように意識するのがポイントです。
腰のふり方や体位にバリエーションをつける
徐々に背面騎乗位に慣れてきたら、腰のふり方や体位にバリエーションをつけてみましょう。
ただし、ずっと同じスピードや角度で腰を振り続けると、段々慣れてきてしまって、思ったほど快感が得られない可能性があります。
スピードを変えたり、腰のふり方を変えたりしてバリエーションをつけることで、飽きることなく背面騎乗位を楽しめるでしょう。
例えば、腰を八の字に回すように動かしたり、前後のグラインドをしてみたりするだけでも、刺激があってよりセックスを楽しめます。
また、背面騎乗位からほかの体位に移動させることで、さらにセックスの幅が広がるため、試してみましょう。
ただし、最初からバリエーションをつけようとすると失敗の原因になるため、慣れてきたら挑戦するようにしてみてください。
【まとめ】背面騎乗位は中イキしやすい!コツを押さえてお互いに気持ち良くなろう
背面騎乗位は、女性の好きな位置にペニスを当てられるため、中イキしやすく、男性も興奮しやすい体位です。
背面騎乗位をセックスのレパートリーにプラスして、お互いに気持ち良くなりましょう。
ただし、背面騎乗位は抜けやすい体位でもあるので、まずはコツを押さえて慎重に挑戦するのがポイントです。
決して1人でどうにかしようとするのではなく、相手と協力しあいながら背面騎乗位を楽しみましょう。