「彼から誘われなくなった…」「最近セックスをしていない」など、彼との夜の過ごし方に満足していない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「自分に何か原因があるのかな」と不安になる女性も多いですが、もしかすると彼の性欲がなくなってきているのかもしれません。
性欲の低下を感じたら、毎日の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?
この記事では、男性の性欲がなくなってしまう原因と、改善する方法について解説していきます。
あなたが性欲の低下を感じたのであれば、彼も悩んでいる可能性が高いです。
「2人で一緒に生活を見直してみよう」と提案することで、より2人の仲が深まるかもしれません。
男性の性欲がなくなってしまう原因は?
男性の性欲がなくなってしまう原因として、以下のようなものが考えられます。
1つずつ見ていきましょう。
疲労
男性の性欲がなくなってしまう原因の1つが、疲労です。
例えば、過労や睡眠不足による身体的疲労、人間関係といった精神的疲労を感じているときは、体が休息を必要としていることによる生理反応として、性欲が低下することがあります。
ストレス、不安
ストレスや不安も、性欲がなくなってしまう原因の1つです。
過剰なストレスによって交感神経が刺激されると、ホルモンバランスが乱れてしまい、性欲低下につながります。
仕事や人間関係、将来についてなど、ストレスの原因はさまざまです。
特に、完璧主義や物事を一人で抱え込みやすい人などは、ストレスを溜め込みやすいといわれています。
もし彼がこのタイプに該当する場合は、まずはしっかりと休息を取らせてあげましょう。
ホルモンバランスの乱れ
男性ホルモンの低下によって、体内のホルモンバランスが崩れ、性欲が低下してしまうことがあります。
これは男性更年期障害と呼ばれ、男性ホルモンの一種「テストステロン」が低下することによって、体に以下のような症状が表れます。
- 骨密度や筋肉量の減少
- 脂肪の増加
- 抑うつ
- イライラ感
- 集中力の低下
- 性欲の低下
テストステロンは、性的な欲求や性機能に重要な役割を果たしていますが、20代をピークに少しずつ分泌量が低下していくのが特徴です。
男性更年期障害の症状や程度には個人差がありますが、性欲の低下は多い症状の1つです。
健康上の問題
疾患や健康上に問題があった場合も、性欲が低下すると考えられています。
例えば、前立腺疾患や糖尿病、腎硬化症、心臓病などの慢性疾患は、血流や神経機能などに影響を与え、性機能や性欲に悪影響をおよぼすことがあります。
薬の影響
服用している薬の影響で、性欲が低下することもあります。
特に抗うつ薬やホルモン剤、アレルギー薬などは、副作用として、性欲低下や勃起不全などの症状を引き起こす可能性が高いです。
しかし、副作用の程度には個人差があるため、すべての人に症状が現れるわけではありません。
もし性欲の低下を感じた場合は、自分の判断で薬の服用を中止するのではなく、まずは医師に相談することが大切です。
生活習慣の乱れ
不規則な睡眠や過度な飲酒、喫煙、運動不足は、男性の性欲を減退させることがあります。
生活習慣の乱れが原因で起こる高血圧や糖尿病、脂質異常症などの病気は、血流を悪くして、性欲低下や勃起不全を引き起こすリスクが高いです。
加齢
性欲は、年齢とともに変化していきます。
テストステロンという男性ホルモンが性欲に深く関係し、年齢によって分泌量が低下していくのが特徴です。
テストステロンの減少率は個人差があり、20~30歳が分泌量のピークといわれています。
性欲がない男性に見られる特徴
年齢だけでなく、ストレスや不安、生活習慣の乱れなどが原因で、性欲が低下してしまうとお伝えしました。
では、どのような男性に、性欲低下の症状が見られるのでしょうか。
1つずつ解説していきます。
長時間残業することが多い
まず性欲がない男性は、長時間の残業を頻繁にする傾向が見られます。
仕事に多くの時間を費やすと、ストレスや疲労が蓄積するだけでなく、睡眠時間やパートナーとの時間を満足に確保できない可能性が高いです。
性欲を高めるための心の余裕やエネルギーがなくなり、性欲の低下につながります。
寝る時間が遅い、睡眠不足になっている
テストステロンは睡眠中にも分泌されるため、寝る時間が遅かったり、睡眠不足になっていたりすると、性欲が低下してしまいます。
また、眠っているときにいびきをかくと、性的満足度が低下するともいわれています。
もしパートナーの性欲が低下しているのであれば、寝ているときにいびきをかいていないかチェックしてみてください。
仕事や恋愛で悩みを抱えている
私たち女性と同じように、ストレスが性欲に影響をおよぼすこともあります。
例えば、恋愛や仕事での悩みがストレスとして重くのしかかることで性欲が低下し、セックスにも影響を与えます。
亜鉛やビタミンDの摂取量が不足している
牡蠣や牛肉、ほうれん草などに多く含まれている亜鉛や、魚やきのこ類に多く含まれているビタミンDが不足していると、テストステロンの分泌量が低下してしまいます。
「性欲が低下しているな」と感じたら、食生活を見直して、積極的に摂取するのもおすすめです。
魚をあまり食べていない
魚類やアマニ油、くるみに多く含まれているオメガ3脂肪酸は、性欲増加にも効果があるといわれています。
そのため、魚をあまり食べていないことによってオメガ3脂肪酸が不足しており、性欲が低下しているのかもしれません。
オメガ3脂肪酸には、テストステロン、エストロゲン、プロゲステロンのホルモンバランスを調整する効果があり、性欲増加が期待できます。
激しい運動をし過ぎている
定期的な運動は、健康でいるために必要不可欠です。
しかし、激しい運動をし過ぎると、性欲が低下してしまう可能性もあります。
お酒を飲み過ぎている
毎日ふらついたり、ろれつが回らなくなったりするくらいお酒を飲んでいませんか?
お酒を飲み過ぎてしまうと、生殖器官におけるホルモンの分泌に悪影響をおよぼすことがあります。
タバコを吸っている
タバコに含まれているニコチンには、血管を収縮させて性的興奮を低下させるだけでなく、男性ホルモンの分泌バランスを乱す原因にもなります。
男性ホルモンのバランスが乱れて分泌されると、性欲の低下やセックス時のパフォーマンスを下げることがあります。
男性の性欲を改善させる方法は?
男性の性欲を改善させる方法は、いくつかあります。
今日から取り入れられる方法もあるので、試してみてください。
それでは、1つずつ紹介していきます。
生活習慣、食生活を改善する
男性の性欲改善に、食生活や生活習慣の見直しは効果的です。
適度な運動は血流を良くするだけでなく、テストステロンの分泌を促します。
特に、ジョギングやスイミングといった有酸素運動や筋トレがおすすめです。
また、健康的な食事を心がけることも大切です。
栄養バランスが偏っていると、テストステロンが効率よく分泌されない可能性があります。
コンビニエンスストアのお弁当や、高カロリーなファストフードばかりではなく、以下の表にまとめた食材を積極的に摂取していきましょう。
【積極的に摂取したい食事】
亜鉛 | チーズ・豚肉・卵黄・牡蠣・アーモンド・ゴマ |
---|---|
ビタミンD | 魚類・きのこ類・きくらげ類 |
オメガ3脂肪酸 | エゴマ油・アマニ油・チアシード・くるみ・大豆 |
そして質の高い睡眠は、ホルモンバランスを整えるうえで必要不可欠です。
睡眠不足は、テストステロンの低下を引き起こしやすく、性欲低下の原因になります。
毎晩7~8時間の睡眠を確保するように努めましょう。
ストレスを軽減し、リラックスする
長期的なストレスはホルモンバランスを崩し、性欲に悪影響を与えます。
無意識のうちにストレスが蓄積されていることもあり、性欲の低下につながっている可能性があります。
規則正しい生活や自分の時間を確保するなど、ストレスを軽減してリラックスできる時間を確保しましょう。
サプリメントを服用する
食べ物から栄養素を摂ることも大切ですが、サプリメントの服用もおすすめです。
マカや朝鮮人参、亜鉛などのサプリメントは、テストステロンの向上が見込めます。
ドラッグストアなどで販売されているものも多いため、気になる方はチェックしてみてください。
医療機関の受診もおすすめ
性欲の低下が気になる場合、医療機関を受診してみるのも1つの方法です。
特に性欲の低下が突然始まったり、長期間にわたって続いたりしている場合は、健康面に原因がある可能性があります。
医療機関を受診することで、性欲低下の原因を正確に特定できるだけでなく、それに基づいた適切な治療を受けることが可能です。
【まとめ】男性の性欲がないのは体の不調かも?原因を突きとめて改善しよう
男性の性欲がなくなってしまう原因や、改善方法について紹介しました。
性欲低下の原因は、疲労やストレス、ホルモンバランスの乱れなどさまざまです。
日頃から健康的な生活を心がけて、男性ホルモンを維持していきましょう。
しかし、男性の性欲がない原因が自分にあり、「飽きられてしまった」と感じる女性も少なくありません。
まずは自分のせいだと思い込まずに、男性の生活習慣や体の調子から、性欲がない原因を突きとめることが大切です。
デリケートな問題ですが、どんな気持ちでいるのかを考えながら行動して改善に努めることで、より良好な関係を築けます。