彼との関係もだんだん深くなってきて、お互いの存在を確かめる痕跡がほしいと感じる人もいるでしょう。
さらに遠距離恋愛などなかなか会えない場合、離れていても好きな人を近くに感じるキスマークを付けたいと思うのは、自然なことです。
この記事では、きれいなキスマークの付け方と注意点について解説します。
初心者でも、身体の各パーツごとのコツをおされば、きれいにキスマークを付けられるようになります。
トライしてみたけれど、上手に付けられなかったという場合でも、すぐに諦める必要はありません。
また、消し方も合わせて知っておくことで、急遽キスマークを付けた箇所が人目に触れることになっても、安心ですよ。
キスマークとは?
キスマークには、大きく2通りの意味があります。
1つ目は、人の身体の一部を強く吸ってできる、内出血のあざのことです。
2つ目は、唇を何かに触れさせることで、唇形に残る口紅の跡のことです。
今回は、1つ目の内出血のあざについて、詳しく見ていきます。
このあざは、恋人がいることや、恋人と深い仲であることを暗示するものでもあります。
キスマークを付けられて嬉しい人もいますが、恥ずかしさが優先される場合は、服を着ても見える部分には付けないでほしいと感じる人もいるようです。
キスマークを付ける場所は?
キスマークは、身体のさまざまな部分に付けられます。
しかし、コツを掴んでいなければ、うまく付かない場所もあるのです。
まずは、代表的なキスマークの場所について解説します。
それぞれの場所に付けたキスマークで、意味が変わるともいわれています。具体的に見ていきましょう。
首筋・鎖骨
首筋・鎖骨のキスマークは、誰にもとられたくない「執着の証」といわれています。
服を着たときでも割と見える場所であり、パートナーの存在をアピールしやすい場所だからです。
ただし、首筋・うなじは服を着ていても隠れにくいために、相手を困らせてしまうことも考えられます。
ケンカの原因になる可能性もあるので、首筋・うなじにキスマークを付けたいときは、相手に確認をとってからが安心です。
胸
胸のキスマークは、自分だけのものである「独占欲の証」といわれています。
パートナーが服を脱いだら見えるので、そのような場所にキスマークを付けられる自分は、特別な存在であることを感じる場所だからです。
逆に、浮気相手の立場からすると「あなたのパートナーは浮気しています」という宣戦布告の証でもあります。
万が一、パートナーの胸にキスマークが付いていたら注意しましょう。
二の腕
二の腕のキスマークは、あなたのことを慕っている「相思相愛の証」といわれています。
服を着たら隠れる場所であり、鏡を見なくてもキスマークが付いていることを確認できます。
そのため、遠距離恋愛中のカップルで、おそろいの物をもっていなかったり、お互いの写真などもすぐに見られなかったりするカップルなどに当てはまるようです。
一緒にいられるときはたっぷりスキンシップをとって、離れたときには、二の腕のキスマークを見て寂しさを紛らわせます。
実際に距離が離れた生活をしていなくても、お互いを近くに感じられるツールとして、キスマークを意識することもあるでしょう。
太もも
太もものキスマークは、相手をコントロールしたい「支配欲の証」といわれています。
前太もものキスマークは、二の腕と同様に、鏡がなくても自分で見えるところです。
そのため、キスマークが付いていたら、すぐに確認できる場所だといえます。
しかし、後ろ太ももだと、キスマークが付いているか確認しづらい場所でもあります。
安心させてみたり、あたふたさせてみたりと感情の振れ幅が大きくなるので、相手をコントロールしたいサインだと受けとれるのです。
お腹
お腹のキスマークは、甘えさせてほしい「承認欲の証」といわれています。
お腹は内臓を保護する役割があり、非常に柔らかく温かみがあるため、触れることで安心感を得やすいのが特徴です。
ただし、太ってきたときに一番症状が出やすいのも、お腹周りです。
あまりにもお腹ばかりにキスマークを付けていると「太ったって伝えたいのかな?」と勘違いされることもあるので、注意しましょう。
背中
背中のキスマークは、ずっと好きでいさせてほしいという「確認の証」といわれています。
背中は自分で確認しづらいうえ、服を脱いでいるときでないとキスマークに気づけません。
パートナーにあからさまにアピールはしたくないけど、「私はあなたのことをこれからも好きでいますよ」という気持ちを伝えられます。
また、ほかの誰かがこのキスマークを見ませんようにと、したたかな願いが込められているともいわれています。
初心者でも簡単!きれいなキスマークの付け方
キスマークを付けてみたいと思ったものの、いざやってみるときれいに跡が付かなかった経験はありませんか?
キスマークは、皮膚を強く吸って内出血を起こさせないと跡が残りません。
また、身体のパーツによっても、付きやすい場所と付きにくい場所があります。
それでは、きれいなキスマークを付ける手順について、見ていきましょう。
皮膚が薄い場所を選ぶ
内出血が起こりやすいのは、皮膚が薄い部分です。
そのため、パートナーの身体のどの部分の皮膚が薄いかを探しておきましょう。
皮膚が薄い部分とは、皮膚表面が柔らかくて、しっかり温まっている場所といえます。
胸や二の腕の内側、内太ももは、ほかの場所に比べて割と皮膚が薄くなっています。
パートナーとハグをしているときに、愛撫しながらさまざまな身体のパーツを触って確かめましょう。
唇を湿らせる
唇は、乾いているより濡れていたほうが、きれいなキスマークになりやすいです。
唇が濡れていることで、唇と皮膚を密着させやすくなり、吸い付きがよくなる効果があります。
唇を濡らすためには、リップクリームを付けておくのがおすすめですが、彼とキスをした後などは、リップクリームが落ちてしまう可能性もあります。
そんなときは、吸う直前に軽く唇を舐めて湿らせましょう。
唇を「う」の形にして肌に付ける
唇は大きく開いているより、すぼめているほうがきれいなキスマークになります。
掃除機と同様に、吸い口が広ければ広いほど、1点にかかる吸引力が落ちてしまうのです。
唇を「う」の形にせばめると、吸引力が1点に集中して跡が付きやすくなります。
唇の形を意識しすぎて力が入ると、今度は密着がおろそかになってしまうので、「う」の形のまま唇は柔らかくしておきましょう。
真空の状態にして強めに吸い上げる
皮膚に唇を密着させて「う」の形にしたら、口の中を真空状態にします。
このとき、皮膚との接触部分がどうしても真空状態にならなければ、舌を使って空気を押し出しましょう。
強めに吸い上げるコツは、皮膚を口の中に引っ張り込むイメージで、できるだけ奥のほうまで引っ張ってきてください。
もうひと押しほしいときは、喉の力を使って舌も一緒に奥までもっていくと、さらに吸い上げる力が強くなります。
一度で付かない場合は、何回か繰り返して吸う
唇を湿らせても、口を「う」の形にしても、強く吸い上げても、キスマークがうまく付かないこともあります。
皮膚に厚みがある場所なら、特に跡は付きにくいでしょう。
1度で付かなければ、2度3度と繰り返してみてください。
同じ場所を何度も強く吸っていたら、内出血が起きてキスマークがきれいに付くことがあります。
それでも付かない場合は、甘噛みを入れる
何度も吸引しても、なかなかキスマークが付かない場合は、吸引の最後に甘噛みを入れる方法があります。
吸引してさらに皮膚表面から加圧することで、内出血を起こしやすくなるため効果的です。
しかし、甘噛みする場合は、噛む力に十分注意してください。
あまり強く噛んでしまうと、相手に痛みを感じさせてしまいます。
できるだけ弱い力で、歯で挟む程度の圧を加えてみましょう。
また「痛い」と言われたら、すぐにやめるようにしてください。
キスマークを付けるときの注意点
スキンシップの一種であるキスマークは、トラブルの原因になる場合もあるので、注意点を把握しておくことが大切です。
内出血という身体のあざを作っている認識を、忘れてはいけません。
それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。
キスマークを付けていいか確認する
キスマークは、皮膚を強く吸うことで内出血を起こし、あざを付けることです。
パートナーがあざを付けられることが嫌だった場合、あなたがキスマークを付けたいからという理由で付けるのはやめましょう。
ケンカに発展することも考えられるので、パートナーの同意をとることが必要です。
相手のことを大切に思うからこそ、丁寧なコミュニケーションを心がけたいですね。
彼氏が困らないところに付ける
キスマークは愛情表現の1つですが、他人から見るといい印象をもたない人もいます。
「自分の周りの人は理解があるから大丈夫!」と思っていても、パートナーの周りも同じとは限りません。
キスマークを付ける前に、パートナーに付けていいか必ず確認しましょう。
このとき、付ける場所や数についても同意をもらっておくと安心です。
「服を着たら隠れる場所ならいいよ!」と言ってもらえるケースも多いので、気軽に聞いてみてください。
彼氏が痛がっている場合はやめる
キスマークを付けることに同意をもらっていざ付けてみても、パートナーに痛がる様子があればすぐにやめましょう。
繰り返しですが、キスマークは皮膚が内出血を起こして、あざになっている状態です。
ひどく吸いすぎると、出血を起こしたり、血栓ができたりする原因になることもあります。
「キスマークを濃く残したいから」と夢中になって、相手への配慮を怠らないように心がけましょう。
しっかりと愛情表現をする
キスマークを付けていいか確認するのも、愛情表現の1つといえます。
しかし、もう少しわかりやすく、好きの気持ちを伝えてみましょう。
パートナーの皮膚を吸った後に「気持ちいい?」と聞いてみたり、うまくキスマークが付いたときに「大好きだよ」とひとこと添えたりすることで、パートナーの気持ちも盛り上がってくるでしょう。
言葉に合わせてハグをしたり、ほっぺにキスをしたりすると、あなたへの愛情がさらによく伝わるはずです。
さらに上級者は、キスマークを2つ重ねてハートマークを作る人もいます。
キスマークの練習方法
キスマークの付け方は、自分で練習できます。
手の甲は見えやすく吸いやすいですが、皮膚が少し厚いので、あざが付きにくい可能性もあります。
吸いやすくあざになりやすいのは、二の腕の内側です。
どんな形のあざになったか見づらくはなるものの、色や形の雰囲気は十分わかると思います。
また、二の腕の内側なら服を着れば隠せるので、複数回の練習をしても大丈夫です。
キスマークは付け方だけでなく、消し方も知っておこう
「服を着たら見えないと思ったところにキスマークを付けたけど、バッチリ見えてしまっている」「形がダサいキスマークになってしまった」など、すぐにキスマークを消したくなる場合もあるでしょう。
キスマークは内出血なので、消しゴムのようにすぐには消えません。
その場合は、以下の方法を試してみましょう。
- 保冷剤で冷やす
- 温まった状態でマッサージする
- コンシーラーや絆創膏で隠す
身体をぶつけたときにできる青あざと同じなので、消したい部分を保冷剤などで冷やすと効果的です。
また、お風呂など温まった状態で、揉むようにマッサージするのもいいといわれています。
それでも消えなければ、コンシーラーや絆創膏で隠しましょう。
【まとめ】キスマークを付けて、恋人同士の愛情を確かめよう
キスマークを付けるシチュエーションは、愛情を確認する2人きりの空間ではないでしょうか。
だからこそ、キスマークを付け合いながらしっかり愛情表現を行い、さらにいい関係を築くことにつながるでしょう。
キスマークを付けたり、付けられたりしながら、2人がどれほどお互いを求め合っているかを実感できるとともに、より深い関係性を作ってみてくださいね。