彼氏と付き合っていく中で、嫌な面が見えてきたり、価値観の違いに我慢できなくなってきたりすると、別れたいと思ってしまうのは仕方がないことです。
しかし、いざ別れたいと思っても、どのように切り出したら良いのか、悩んでいる人も多いでしょう。
そこで今回は、別れたいと思ってしまう理由や、トラブルなく円満に彼氏と別れる方法を解説します。
彼氏とうまくいっていない人は、ぜひ参考にしてみてください。
彼氏と別れたいと思う理由
彼氏と別れたいと思っているあなたは、別れたい理由をはっきり説明できるでしょうか?
人によって、彼氏と別れたいと思う理由はさまざまです。
多くの女性は、以下のようなきっかけがあると、彼氏と別れたいと思ってしまうようです。
「理由はよくわからないけれど、彼氏と別れたい」と悩んでいる人は、これらの理由が自分の中にないか、まずは確認してみましょう。
彼氏と一緒にいても楽しくないから
デート中に「彼氏の話を聞いてもまったく楽しくない」「早く家に帰ってドラマが見たい」など、ネガティブな考えが頻繁に浮かんでくる人は、彼氏と過ごす時間を苦痛に感じています。
人は、苦痛な時間に強いストレスを感じるので、彼氏と一緒にいても楽しくなくなった場合、「別れたい」と思ってしまうのも仕方ありません。
彼氏を信用できなくなったから
約束を守らない、嘘をつく、浮気をする、遅刻癖が直らないなど、誠実さに欠ける部分が見えてくると、女性は「自分は大切にされていない」と感じてしまい、彼氏と別れたいと思ってしまいます。
彼氏によっては、嫌なところを注意すれば、改善に向けて努力してくれる場合もあります。
しかし、一度失った信用は、簡単に戻せません。
LINEの返信が遅くなるたびに浮気を疑ったり、彼氏が話をするたびに嘘を疑ったりする日々は、あなたの精神を削っていきます。
自分の心を守るためにも、信用できない彼氏と別れたいと思うのは当然のことです。
彼氏のために自分ばかり我慢しているから
わがままばかり言われる、嫌だと言っていることを強要してくる・改善してくれない、自分の意見はすべて却下されるなど、彼氏のためにあなたばかりが我慢していると、別れたいという気持ちが出てくるでしょう。
恋愛を続けていくうえで、お互いに多少の妥協は必要です。
しかし、それはお互いに尊敬し合える、同等の立場だからこそ成り立つものです。
このように、一方的に虐げられる状況で、あなたが妥協する必要はありません。
彼氏と結婚するイメージができないから
結婚願望に大きな差があったり、彼と結婚しても幸せな未来が想像できなかったりする場合は、早く別れて、別の人と結婚を前提に付き合いたいと思うでしょう。
結婚願望が強い女性の場合、「結婚の話は今の仕事が落ち着いてからしよう」「もう少しお金が貯まったら結婚を考えよう」などと、あいまいな理由で話を先延ばしにされると、今後のお付き合いに不安を感じてしまいます。
また、彼が結婚に前向きな場合でも、子どものことや家事分担の話などでズレが生じた場合、幸せな結婚生活をイメージできず、「自分に合う人を探したい」と思ってしまうでしょう。
価値観のズレを埋められないから
誰かと付き合う以上、自分と違う考え方も、ある程度は許容していかなくてはなりません。
しかし、自分の中で絶対にゆずれない部分が大きく違う相手とは、長く付き合えないものです。
彼に「ここはこうしてほしい」と伝えたとき、相手があなたに歩み寄ってくれれば良いですが、指摘する内容によっては反発される可能性もあります。
そのため、お互いに歩み寄れない部分が出てくるときは、相性が合わないと判断し、別れを選んでしまう場合もあるでしょう。
元カレと比べてしまいどうしても本気になれないから
元カレに未練がある人や、今の彼氏となんとなく付き合っている人は、何か嫌なことがあるたびに「元カレのほうが良かったな…」と感じ、別れを考えてしまうこともあるでしょう。
また、本来なら幸せを感じる場面でも、「元カレといたときのほうが楽しかった」「元カレならこうしてくれた」など過去の思い出と比べてしまい、今の彼氏との恋愛に本気になれないこともあります。
ほかに好きな人ができてしまったから
ほかに好きな人ができてしまうと、彼氏に対する愛情が急に冷めてしまったり、彼氏がいるのに他人を好きになる自分に自己嫌悪を感じてしまったりして、別れたいと思うかもしれません。
彼氏に対する不満が増してくると、ほかの男性が魅力的に見えてしまうのは、仕方がないことです。
また、近くに理想の男性がいれば、なおのこと「今の彼と別れてこの人と付き合いたい!」と思うのは、自然なことといえます。
彼氏と別れたいと思っても迷ってしまう原因
彼氏と別れたいと思っているのであれば、素直に気持ちを伝えて別れるのが最善の方法です。
しかし女性の中には、以下のことから、別れたいと思っていても別れを迷ってしまう場合があります。
一つずつ内容を確認してみましょう。
好きな気持ちが少し残っているから
彼に対する気持ちが完全に冷めてしまったわけではなく、好きな気持ちが少しでも残っている場合、別れることが正解なのか判断できず、彼との別れを迷ってしまうでしょう。
好きな気持ちが少しでも残っている状態で別れてしまうと、別れてから後悔する可能性が高いです。
そのため、一時的なケンカや気持ちのすれ違いで「別れたい」と思っているだけであれば、まずは自分の気持ちを落ち着かせるところから始めましょう。
気持ちを落ち着かせても、好きな気持ちより別れたい気持ちが勝つ場合は、彼と話し合い、別れを切り出してみることをおすすめします。
まわりの人に彼氏のことを知られているから
あなたと彼氏の関係をまわりに知られている場合、別れると「なんで別れたの?」としつこく聞かれたり、「あの2人別れたらしいよ」と噂をされたりする可能性があります。
このような状況にある人は、詮索されるのが面倒なため、別れたいと思っていても別れにくいと悩んでしまうようです。
また、彼氏の評判が良い場合、「別れると判断した自分のほうが間違っているのではないか」「自分がわがままなだけなのではないか」と悩んでしまい、なかなか別れられない場合もあります。
このような理由で別れを切り出せないのであれば、なぜ自分が別れたいと思っているのか、あらためて気持ちを整理してみましょう。
気持ちを整理すると、まわりの意見より、自分の気持ちを大切にするべきだと判断できるはずです。
同棲を始めてしまっている
彼氏と同棲している場合、別れ話が終わるまで、同じ空間に居続けなければならない気まずさがあります。
さらに、一緒に購入した家財道具の処分方法や共有財産の分け方など、さまざまな問題を話し合わなくてはならないため、別れ話を切り出しにくいという人が多いです。
ただし、別れたい相手と一緒に暮らしていても、あなたに強いストレスがかかってしまいます。
同棲を始めている場合は彼と話し合い、同棲を解消して別れたい旨を冷静に伝えましょう。
別れ話が長引く場合は、あなたが別でアパートを借りたり、実家に帰ったりして、物理的に距離を取るのがおすすめです。
また、彼がどうしても別れに承諾してくれない場合は、家財道具や共有財産を放棄する選択肢も、視野に入れておいたほうが良いでしょう。
彼氏と別れたいと思ったときに必ずしたいこと
彼氏と別れたいと思ったときは、別れ話をする前に、以下3つの点を考えておきましょう。
この3点をよく考えておくことで、別れたあとに自分を責めたり、彼氏とあいまいな関係性になってしまったりするリスクを避けられます。
自分の未来の幸せを最優先に考える
「別れ話をすると、彼氏を悲しませてしまう」という罪悪感から、別れ話を切り出すことに一歩踏み出せない人もいるかもしれません。
しかし、彼氏を好きという気持ちがないまま付き合っていても、あなたの人生にメリットはありません。
時間は有限なので、あなたの人生はあなたが幸せになるために行動するべきです。
彼氏と別れたいと思ったら、自分の気持ちを優先して、別れる方向で話を進めましょう。
別れたあとの自分を想像する
彼氏と別れたいと思ったときは、別れたあとの自分の寂しさを埋めるために、都合の良いときだけ連絡をしないか考えてみましょう。
また、彼氏がほかの女性とカップルになっても嫉妬しないかなど、別れたあとの自分を想像してみてください。
もし、彼氏と別れたあとも連絡を取ったり、執着したりしそうであれば、今別れ話をするべきではありません。
このままの状態で別れてしまうと、相手を振り回してしまい、セフレのようなあいまいな関係になってしまう可能性があります。
別れたあとの自分を想像したとき、一切自分から連絡は取らない、依存することはないと判断できるようであれば、別れ話をしても問題ないでしょう。
別れたいことを伝えるタイミング・手段を考える
彼氏と別れたいと思ったときは、別れを告げるタイミングや、別れ話を直接・電話・LINEのどの方法で伝えるべきかを考えておきましょう。
とにかく早く別れたいのであれば、今すぐ連絡をするのもありです。
ただし、別れ話は、彼氏にダメージを与えるものです。
受験やプレゼンなど、彼にとって大きなイベントを控えているときは、なるべくイベント終了後に切り出したほうが良いでしょう。
ただし、同棲や結婚の話が出ている場合は、2人だけの問題ではなくなってくるので、早めに別れ話を告げたほうが良いです。
また、別れ話をする場合は、直接言うのか、電話やLINEで顔を合わさずに言うのかも考えておきましょう。
基本的に別れ話は、直接顔を見て伝えたほうが相手に本気度も伝わり、誠意も伝わるため、おすすめです。
ただし、「顔を見ると情が湧いてうまく話せない」「復縁を迫られると断れなさそう」という場合は、電話やLINEで伝えるのも一つの手段といえます。
別れ話を伝える方法は、彼氏や自分の性格を考え、最適な手段を考えてみましょう。
彼氏とトラブルなく別れるためのポイント
彼氏と別れるとなると、多少はケンカやもめごとが起きると思います。
ただし、以下の8ポイントを押さえておくと、大きなトラブルを起こすことなく、彼氏と別れられるでしょう。
一つずつ具体的に見ていきましょう。
別れたいというサインを徐々に出していく
突然、何の前触れもなく別れ話を切り出されると、彼氏も驚いてしまいます。
話し合いにならなかったり、大きなケンカに発展してしまったりする可能性が高いです。
彼氏と別れたいと思ったら、LINEの返信を遅くしたり、仕事が忙しくて会う時間が作れないなどとアピールしてみたりして、別れたいというサインを少しずつ出していきましょう。
そうすることで、別れを告げる前に、彼氏側も「別れたがっているのかな」と察してくれるかもしれません。
感情や勢いに任せて伝えない
別れ話をするときは、ケンカの流れで感情任せに伝えたり、お酒の勢いに任せて伝えたりしてはいけません。
別れ話は、お互いに納得しないと終わらないので、冷静に話ができる環境を作りましょう。
できれば直接会って伝える
「顔を見ると情が湧いてしまう」「直接別れ話をするのは気まずい」という気持ちもわかりますが、別れ話は直接会って伝えたほうが、誠意や本気度が伝わります。
また、電話やLINEで別れ話を伝えても、「大事な話は会って話そう」となる可能性が高いです。
この場合、2回も彼に別れ話をすることになり、余計に気まずい思いをしてしまいます。
1回で終わらせるためにも、別れ話はできるだけ直接会って伝えるようにしましょう。
まわりにいる人がいる場所・明るい時間帯で別れ話をする
彼氏によっては、別れ話を切り出すことで激高し、最悪の場合は手を出してくる可能性もあります。
あなたの彼氏にそのような可能性が少しでもある場合は、まわりに人がいる場所(カフェや公園など)で、明るい時間帯に別れ話をしましょう。
人の目がある状況であれば、あなたに危険がおよぶリスクを最小限に抑えられます。
別れたい理由をしっかりと伝える
別れたい理由は、相手にしっかりと伝えましょう。
別れたい理由をあいまいに伝えてしまうと、相手は納得できず、いつまでも別れ話がまとまりません。
伝えることで、相手を傷つける結果になるかもしれません。
しかし、別れ話を早くまとめるためにも、別れたい理由をはっきり伝えることは重要です。
復縁の可能性を持たせるような言い方をしない
「嫌なところは直すから」などと言われても、復縁の可能性はないときっぱり伝えましょう。
復縁の可能性を持たせる言い方をしてしまうと、あいまいな関係が続いてしまいます。
あなたにその気がないのに彼を振り回す結果となるため、失礼です。
別れ話が完結するまで音信不通にしない
別れ話が完結する前にLINEをブロックしたり、電話を着信拒否したりすると、相手の気持ちを無視することになるので、トラブルに発展する可能性が高いです。
お互い納得して別れられるよう、別れ話が終わるまでは、連絡が取れる状態を維持しておきましょう。
別れたあとは、自分からは彼氏に連絡をしない
別れたにも関わらず、あなたから彼氏に連絡をしてしまうと、彼氏は「復縁できるかも」と思ってしまい、ダラダラと関係が続いてしまう可能性があります。
相手に変な期待を持たせないためにも、別れたあとは自分から連絡をしないようにしましょう。
彼氏と上手に別れるための伝え方
彼氏と上手に別れるためには、「話の切り出し」「本題」「最後の言葉」の流れで別れ話を進めると良いです。
そこで、この項目では、これら3つの流れを直接会う場合、電話で伝える場合、LINEで伝える場合の3パターンに分け、具体的な文例を紹介します。
どうやって別れ話をしたら良いのかわからない人は、ぜひ参考にしてみてください。
話の切り出し方
まずは、別れ話を話し出すためのきっかけです。
いきなり別れ話を始めると相手も驚いてしまうので、以下のような文章できっかけを作りましょう。
- 大切な話があるから、〇日〇時に〇〇で会える?
- 話したいことがあるから、〇日〇時に〇〇で会える?
直接会う場合は、大切な話があることを伝えておき、確実に会える日を約束します。
- 大切な話があるんだけど、今時間ある?
- 話したいことがあるんだけど、今電話しても大丈夫?
別れ話は時間を要するため、まずは電話をする時間が取れるかを確認しましょう。
- LINEは伝えたいことが文面に残るので、切り出しは必要ありません。
文章が長くなると、伝えたいことがはっきりしなくなるので、いきなり本題から入りましょう。
本題(別れ話)の話し方
別れ話を話すときは、どのパターンも簡潔に伝えることが大切です。
- 最近〇〇くんと一緒にいても話が合わないし、我慢することも多いから、私たち合わないんだと思う。別れよう。
- ごめんなさい、好きな人ができました。別れてください。
直接別れ話をするのは気まずいかもしれませんが、はっきり別れたい理由を伝えましょう。
- やっぱり私、遠距離恋愛は無理だった。離れている間に気持ちも離れてしまったから、別れてほしい。
- 〇〇くんのすぐ怒るところとか、店員さんに対して態度が悪いところとか、私もう我慢できない。何回言っても直してくれないし、私たち価値観合わないんだと思う。別れよう。
自分に危害を加えてくる可能性がある相手や、遠距離でなかなか会えない相手には、電話で別れたい理由をはっきり伝えましょう。
- LINEでごめんね。私たちケンカも多いし、性格とか価値観が合わないんだと思う。別れよ。
- 〇〇くんに浮気をされてから一度はやり直そうと思ったけど、やっぱり前みたいに信じられませんでした。疑いながら付き合うのは辛いので、別れてほしいです。LINEでごめんなさい。
LINEで伝える場合、文章の最初や最後に「LINEでごめんなさい」と一言入れておくと良いでしょう。
最後にかける言葉
別れ話がまとまったあとは、以下のように感謝の言葉を述べて話をまとめましょう。
- 今までありがとう。さよなら。
- 話を聞いてくれてありがとう。
直接会う場合、別れ話が終了したらすぐにその場を去りましょう。
- 突然電話をしたのに、聞いてくれてありがとう。
- 自分勝手でごめんなさい。今までありがとう。
電話で伝える際も、別れ話が終了したらすぐに電話を終了させましょう。
- 今までありがとう。
- 話を聞いてくれてありがとう。さよなら。
LINEの場合、別れ話が終了したら、トークを終了させましょう。
相手をブロックする必要はありませんが、今後はすぐに既読をつけたり、すぐに返信をしたりして、相手に気のある素振りを見せないことが重要です。
【まとめ】彼氏と別れたいと思ったら、決意をしてしっかり伝えよう
彼氏と別れたいと思ったときは、まず自分の気持ちを整理し、なぜ別れたいと思っているのか、本当に別れても後悔しないのかをあらためて確認しましょう。
別れ話をするときは、「別れたい」とはっきり簡潔に伝えることが大切です。
話し合いの過程で揉めることもあるかもしれませんが、別れたいという気持ちがブレなければ、時間はかかっても円満に別れられるでしょう。