彼氏に対してイライラが止まらず、別れを考えたほうがいいのか悩むこともあるでしょう。
好きで付き合っている2人でも、一緒にいる時間が長くなればなるほど悩みが出てきたり、相手の言動にイライラしてきたりするのは自然なことです。
この記事では、彼氏にイライラしたときの原因や対処法について見ていきます。
この記事を読むことで、イライラする彼氏の言動の理由が理解できたり、自分自身の考え方を見直したりして、2人の関係をよりよくするヒントが得られるでしょう。
好きなのに彼氏に腹が立つことが多く、関係を見直さなければいけないと感じていても、すぐに別れを選択する必要はありません。
イライラの原因と対処法について、ぜひ参考にしてみてください。
どんなときに彼氏にイライラしがち?あるあるなシチュエーション
彼氏と一緒に過ごしていると、彼氏の言動にいちいちイライラしてしまうことがあります。
まずは、どのようなときにイライラするのかを振り返ってみましょう。
それぞれの彼氏の状況と対処法について、解説します。
彼氏の言動
彼氏に悪気はないものの、彼氏のちょっとした言動に腹が立つことがあります。
例えば、脱いだ靴下をそのまま放っておいたり、トイレットペーパーが切れたのに補充してくれなかったりするなど、がっかりした経験はありませんか?
それはもしかしたら、彼氏にとってその先のアクションがわからないのかもしれません。
彼氏に「脱いだ靴下はここに入れてね」「トイレットペーパーの予備はここにあるから、補充のとき使ってね」と声をかけるだけで、改善される確率が上がります。
彼氏の連絡頻度
彼氏からの連絡が全然返ってこなくて、イライラすることがあります。
慣れてくると、細かい連絡をしなくても、お互いのことがなんとなくわかった気になることもあるでしょう。
慣れるまでは、あなたのペースに合わせて返事をしていたけれど、付き合って安心したからかもしれません。
仕事が忙しかったり、趣味の時間が充実していたりすると、どうしても返事が遅くなってしまうこともあります。
急ぎの返事がほしい場合は、電話をかけるか「3時までに返事がほしい」と伝えると、返信の遅さでイライラすることは減るかもしれません。
彼氏のデリカシーのなさ
彼氏のデリカシーのなさに、イライラしてしまう人もたくさんいます。
例えば、彼氏に友だちの前などで「今日、生理?」「なんでダイエットしないの?」と言われたらイラっとしますよね。
せめて2人きりのときに言うなど、状況を考えてくれてもいいものです。
デリカシーがない彼氏の特徴として、想像力の低さが考えられます。
その言葉を言われることで、それぞれの立場の人がどのように感じるのか、リアクションに困らないかなどを想像できないことが多い印象です。
本人は無自覚の場合がほとんどなので、その場ですぐに「それは今言わないでほしい」と伝えることが改善につながります。
彼氏の不誠実さ
彼氏が日頃から小さい嘘をつく、浮気を疑ってしまうくらいほかの女性と仲良く話すなど、頻繁にあれば不安になりますよね。
それは、あなたに原因があるわけではなく、彼氏の不誠実さからくる言動だといえるでしょう。
不誠実な彼氏の思考として、相手の気持ちや立場を考えず、自分さえよければいいと思っている可能性があります。
自分がいい思いをしたり、よく見られたりすることで満足感を得ているので、相手の気持ちはなかなか考えにくいでしょう。
不誠実な彼氏は、そもそも自分の非を認めない場合もあるので、ほどよく距離をとって見守ることが必要です。
個性のぶつかり合い
2人の間で価値観や考え方が違うと、我慢をしたり、言い合いになったりすることがあります。
お互い一緒にいることに慣れてきて、自分の素直な思いを安心して伝えられるようになった証拠だといえます。
しかし、金銭感覚が違ったり、食の好みが合わなかったりすると、些細なことで言い合いが起きてしまうのも事実です。
価値観の違い、大事にしたいポイントの入れ違いが起きた場合は、とことん話し合いをしましょう。
自分の価値観を大事にしながら、彼氏の価値観を理解して受け入れる姿勢が大切です。
決してお互いを否定せず、折り合いをつけられるポイントを探しましょう。
理由がないのに彼氏にイライラし始めたらチェックしたい!ありがちな原因
彼氏の言動が大きく変わったわけではないけれど、なぜかイライラしたり、モヤモヤしたりすることがあります。
そのように感じたら、以下のことを確認してみましょう。
それぞれの自分の状況と対処法について、解説します。
マンネリ化(倦怠期)
一緒にいる時間が長くなると、どうしてもマンネリ化しやすくなります。
マンネリ化とは、ときめきや新鮮さを失った状態です。お互いの存在にも慣れてしまい、理由がなくてもイライラしてしまうことがあります。
さらに悪化すると、彼氏のことが好きかどうかもわからなくなることもあるでしょう。
マンネリ化を改善するためには、ときめく気持ちを忘れないようにすることが大切なので、彼氏に日頃から「好き」と言葉で伝えましょう。
言葉にすることで、自分自身が彼氏のことをどれくらい好きかを確認できます。
さらに彼氏も、「好き」と言われることでドキッとして、新鮮な気持ちになることでしょう。
ホルモンバランスや自律神経の乱れ
女性は、1ヶ月に4回性格が変わると言われるほど、ホルモンバランスの影響を受けやすいものです。
特に、月経前症候群(PMS)といわれる生理が始まる3日前から10日間は、気分の浮き沈みも激しく、ストレスを受けやすい状態です。
そのため、彼氏の些細な言動にも影響を受けやすい時期といえます。
この場合、彼氏の言動を変えるより、自分がなるべくストレスを受けないように過ごすことが大切です。
ゆっくりお風呂につかる、大好きなケーキを食べる、ベッドの上でゴロゴロ過ごすなど、自分にたくさんのご褒美をあげて、ご機嫌をとってみてください。
自分の心に余裕ができると、彼氏の言動も気にならなくなる可能性があります。
純粋な体調不良
自分の仕事が立て込んでいたり、睡眠不足が続いていたりすると、些細なことでイライラしやすくなります。
体と心はつながっているので、体の休みたいサインがイライラとして出てきているといえるでしょう。
彼氏と一緒にいて幸せを感じつつも、お互い気を遣ってしまってゆっくり休めない場合もあります。
これ以上無理をすると、発熱や頭痛などの症状も出やすくなるので、早く家に帰ってゆっくり休みましょう。
自分の生活を振り返り、無理をしていないか、しっかり休みがとれているかを確認し、万全の体調でデートに備えることも大切ですよ。
彼氏に対しての理想が高すぎる
彼氏にもたくさんいいところがあって、そこに惹かれて付き合い始めたはずなのに、彼氏が自分の思い通りの言動をしてもらえなかったときに、イラっとしてしまうことがあります。
これは無意識のうちに、彼氏に「こうしてほしい」という理想を押しつけてしまっているのかもしれません。
付き合ったからといって、ますます理想や要求を上げていくのは、お互いにとっても苦しくなることが増えていってしまいます。
理想を下げることは難しいかもしれませんが、今の彼氏のよさに目を向けて許容範囲を広げていきましょう。
あまりにも高い理想を求めて、身近な幸せを逃してしまってはもったいないですよ。
彼氏へのイライラを抑えるための対処法
彼氏へのイライラを直接彼氏にぶつける前に、自分の中でしっかり考えて抑える方法もあります。
それぞれの対処法について、見ていきましょう。
なぜイライラしているのかを自分の中で見つめ直し、原因を考える
イライラしている原因が自分にあるのか、彼氏にあるのかを見極めることで、その後の対処法が大きく変わってきます。
自分の体調や疲れからくるものであれば、まずは自分自身をケアしてあげましょう。
彼氏に体調が悪いことを伝えれば、デートをキャンセルすることになっても許してもらえるはずです。
彼氏に対するものであれば、その原因をきちんと伝えて対応してもらうことが必要です。
あなたが黙って機嫌が悪くなってしまうと、彼氏もどうしたらいいかわからず、さらに険悪なムードになることも考えられます。
彼氏に気持ちを伝え、2人が納得できるポイントを探しましょう。
言葉や会話で解決できそうなら正直に話し合う
一番の解決方法は、きちんと話し合うことです。イライラすると、お互いの顔を見たくない気持ちになるのもわかります。
しかし、今後わだかまりを残さないためにも、勇気を出して伝えることも必要です。
「自分の体調が優れないから、ちょっとイライラしやすくなっている」「彼氏の〇〇なところが気になってしまっている」など、落ち着いて伝えてみましょう。
このときに、感情に任せて勢いで伝えてしまうと、大きなトラブルに発展してしまう可能性があります。
彼氏に事情があることも考えられるので、状況や言葉を選びながら、お互いの正直な気持ちを話し合いましょう。
期待しすぎないように心がける
「私のことが好きならもっとこんなふうにしてほしいな」と思う気持ちは、自然なことです。
しかし、あまりにも期待が大きすぎると、それは自分勝手な気持ちからきているものと見られてしまいます。
例えば、「誕生日や記念日には豪華なプレゼントがもらえるはず」と思って、彼氏にもらったものが期待外れだった場合、あなた自身が豪華すぎるものを期待してしまっていたのかもしれません。
彼氏も、あなたに喜んでもらおうと一生懸命考えて選んだことは間違いないので、プレゼントをもらえたことに感謝の気持ちを伝えましょう。
自分だけの趣味・リフレッシュ方法に没頭してみる
一緒にいる時間が長くなったり、一日に何回も連絡をとったりしていると、相手に合わせすぎて疲れを感じる人もいます。
その疲れがたまりすぎて、彼氏にイラっとしてしまうこともあるでしょう。
恋愛がうまくいく人は、彼氏と過ごす時間以外にも、趣味やリフレッシュ方法を持っている人が多数です。
自分だけの時間を充実させることで、彼氏と過ごす時間をもっと大切にしようと思う気持ちが育ちます。
彼氏と会っていない間にメイクやファッションの勉強をしたり、アクセサリーを作ったりして、彼氏を驚かせるのも効果的です。
信頼できる第三者に相談してみる
自分の考えや言動に自信がなくなったときには、第三者に相談するのもいいでしょう。
客観的な意見がもらえて、彼氏との関係を冷静に見てもらえる可能性があります。
しかし、仲がいい男友だちに相談する場合は要注意です。
あなたに下心を持っている人であれば、この状況を利用して、恋愛関係に発展させようと考えているかもしれません。
彼氏との関係で悩んでいる時期は考えることが多すぎて、冷静な判断ができなくなることもあります。
第三者に相談するときは、信頼できる相手かどうかを見極めることが大切です。
一度思い切って距離を置く
今後、彼氏に対して、どうしてもイライラが止まらなくなる可能性もあります。
そのときは思い切って、一度距離を置く時期なのかもしれません。
彼氏のことを本当に好きなのか、これからも一緒にいたいのか、落ち着いて一人で考える時間と環境が必要です。
しかし、自分本位で気持ちの整理のために距離を置こうとするのは、彼氏にストレスを与える行為でもあります。
彼氏に何も告げずに、一方的に距離を置くことは避けたほうがよさそうです。
距離を置く前にしっかり2人で話し合い、気持ちを伝え合ったうえで改善策の1つとして提案してみましょう。
話し合いの際に、距離を置く期限なども決めておくと安心です。
お互いにとって有意義な期間にするために、しっかり準備をしましょう。
どうしてもイライラが止まらない…彼氏への気持ちに疑問を持ったら確認したいこと
人間の感情は日々変化するものなので、自分でもどうしたらいいかわからないくらいイライラしてしまうこともあります。
前は許せていたことが許せなくなったり、彼氏に対してのイライラが爆発することが増えたりした場合、下記のことを確認しましょう。
それでは、具体的に見ていきましょう。
①最近の自分の彼氏に対して抱えているネガティブな部分を見返す
ネガティブだと感じていることが、違う視点から見たらポジティブだったというケースは、よくある話です。
彼氏に対してネガティブに感じている点を見直してみて、本当に事実なのか、自分の思い込みや勘違いからきているものではないかを振り返ってみましょう。
例えば、彼氏からの連絡頻度が少なくなってきたと感じた場合、彼氏が今どのような状況なのかを考えてみてください。
単純に仕事が忙しい可能性もありますが、もしかしたらあなたにサプライズの準備をしていることも考えられます。
また、連絡頻度は変わっていないのに、あなた自身が「もっと増やしてほしい」と要求をしている可能性もあります。
彼氏に対して抱えているネガティブな部分が事実なのか、また今の彼氏の状況からそうなっているのか分析が必要です。
イライラの原因がどうしても許せないと感じてしまうのか
イライラの原因には、許せるものと許せないものがあります。
例えば浮気をされた場合、快く許せる人は少ないでしょう。
話し合いをしても過去は変えられないので、ずっとモヤモヤした気持ちが残り続けることもあります。
しかし、彼氏が申し訳なさそうな態度を見せていれば、許したくなる気持ちも少しずつ出てくるはずです。
すぐに許せるかどうかを判断するのではなく、経過を含めてじっくり決めていきましょう。
無意識のうちにほかの男性と比べる機会が増えてしまっていないか
今の彼氏に不満があると、無意識のうちにほかの男性と比べる確率が高くなります。
あなたが彼氏の価値を客観的に知り、自分が置かれている状況がいいのか悪いのかを判断したくなるからです。
ほかの男性と比べ、自分が置かれている状況は大丈夫と安心材料を集めることで、自分の満足につながります。
逆に、自分が置かれている状況が悪いと感じれば、彼氏に対してイライラしてしまうことも増えるでしょう。
人には、必ず長所と短所があります。イライラしないためには、ほかの男性と比べずに、彼氏のいいところに目を向けて大切にしていきましょう。
「一人でいるほうがラク」と感じてしまっていないか
彼氏といるより、一人のほうが自由に時間を使えたり、気を使わずに過ごせたりと、一人でいることのメリットはあります。自分の時間を大切にしたいと思うことは、大事なことです。
しかし、彼氏といることで、楽しい時間やワクワクするイベントが増えるという観点で見れば、また違うメリットも感じられるでしょう。
気遣いをしている感覚がないくらい自然に相手のことを思いやれると、2人でいてもラクな関係になれます。そうなるまでには、もう少し時間が必要かもしれません。
②彼氏の立場になって考えてみる(自分に悪いところはなかったかを考える)
2人の関係においては、どちらか一方が悪いというより、2人の関係性やコミュニケーションの行き違いでイライラが増えるパターンが多い印象です。
一度彼氏の立場になって、自分自身の言動に悪いところはなかったかを振り返ってみましょう。
些細な一言で傷つけてしまったり、彼氏がイラっとすることをしたりしているかもしれません。
悪気はなくても、彼氏にとってはナイーブになっている部分だった可能性もあります。
自分にも悪いところがあったかもしれないと思った場合は、素直に謝ると2人の関係がよくなるきっかけになります。
③もう一度好きになるように努力してみる
一緒にいることに慣れすぎてしまうと、彼氏を好きだと思う気持ちにも慣れてしまうのは自然なことです。
付き合ったばかりの新鮮さを思い出すために、いつもとデートコースを変えてみたり、サプライズでプレゼントを贈ってみたりしてはいかがでしょう?
1度は大好きになって付き合った彼氏なので、必ず心惹かれるポイントがあるはずです。
人間は誰でも慣れてくると、ときめきやワクワクが少なくなってきます。
付き合いたての時期の感情や考えを忘れないためにも、日常に変化を入れ、もう一度彼氏のことを好きになる努力も大切です。
④どうしても無理ならお互いのために別れる判断をする
話し合いをしても、もう一度好きになる努力をしても、どうしてもうまくいかなければ、別れを選択肢の中に入れることも必要になってくるでしょう。
イライラする原因が1つではないことや、2人だけでは解決が難しいこともたくさんあります。
好きという気持ちだけでは、なかなか続かないのも現実です。
このままイライラし続けることを選ぶより、別れてリセットすると解決できることもあります。
しかし、別れることは最終手段なので、ほかに可能性があればできる限りの努力は必要です。
話し合っても折り合いがつかず、お互いのためにどうしても別れるしかないなら、別れる判断も必要なのかもしれません。
【まとめ】彼氏へのイライラはしっかり向き合って2人で乗り越えよう
彼氏に対してイライラすることが続いていても、すぐに別れる必要はありません。
あなたがどんなときに彼氏にイライラするのか、なぜイライラするのか、対処法はないのかなど、考えられることはたくさんあります。
その中から、彼氏に適切なタイミングで、あなたの思いをしっかり伝えてみてください。
一生懸命伝えようとする姿勢があれば、きっと彼氏も広い心で受け止めてくれるはずです。
何度も彼氏と話し合ったり、距離を置いたりしながら、自分たちに合ったベストな関係を見つけていきましょう。