セックスで濡れない私って変?原因と改善策を押さえて彼との性行為を楽しもう!

セックス 濡れない_アイキャッチ

好きなパートナーと「セックスしよう」となったときに、何をされても濡れなくて焦ったという経験を持っている女性は少なくないようです。

いざというときに濡れないと、まずは前戯をしてくれているパートナーに対して「申し訳ない」「嫌がっていると思われるかも」などネガティブな気持ちになってしまい、余計に濡れにくくなってしまうかもしれません。

また、これがトラウマになって、セックスをすることに不安を感じるようになってしまうこともあるでしょう。

そのようなトラウマをなくすには、セックスで濡れない原因や改善策を知っておくのが一番なので、詳しく解説していきます。

目次

セックスで濡れない主な原因 

好きな人との話題でダメなことのイメージ

セックスで濡れない主な原因は6つ挙げられます。

ここでは、これらの原因について解説していきます。

原因①日々の疲れやストレス

日々の疲れやストレスが溜まっていると、濡れにくくなるといわれています。

疲れやストレスというのは交感神経を活性化する傾向があるため、リラックスを誘発する副交感神経が働きません。

リラックスしていないと膣の潤滑液が出にくくなるので、セックスをしようとしてもなかなか濡れなくなるのです。

疲れは自覚しやすいですが、人によってはストレスが溜まっていてもその状況に慣れてしまい気が付かないこともあるようです。

自分のストレス度合いがわからない場合は、ゆっくりお風呂に入ったり趣味を楽しんだりするなど、ストレスを発散させるようにしましょう。

原因②セックスへの抵抗感や不安感

過去にセックスで嫌な思いをしたことがある、親からセックスに対してネガティブなことばかり聞かされたなどの経験があると、抵抗感や不安感から濡れなくなることがあるようです。

抵抗感や不安感があると、パートナーとよい雰囲気になっても、いざというときに緊張してしまいます。

緊張をすると、膣液の分泌も滞ってしまうので、なかなか濡れないよ。

また、セックスに対してだけでなく、「ゴムを着けてくれない」「丁寧に扱ってくれない」などパートナーにネガティブな感情を抱いている場合も濡れにくくなります。

原因③エストロゲンの不足

膣分泌液には、エストロゲンという女性ホルモンが関わっています。

エストロゲンの分泌量が少ないと、膣粘膜が萎縮してしまうため、膣分泌液が出にくくなってしまうのです。

エストロゲンが不足する理由は、更年期障害やピルの服用などが挙げられますが、そもそも分泌は20代がピークで、その後は少しずつ分泌量が減少していきます。

特に、40代から50代にかけては急激に減少 するので、この年代に当てはまる方はエストロゲン不足が濡れない原因と考えられるかもしれません。

原因④体の冷え

体が冷えていると、血液の巡りが悪くなってしまい、女性器の働きのために必要な栄養や水分が不足することで濡れにくくなるといわれています。

膣の潤滑液を分泌するには、液を作り出すための栄養や水分が必要です。

しかし、体が冷えると血管が硬くなり、血液を押し出す力が弱くなってしまうため血行不良が引き起こされ、栄養や水分が行き渡らなくなるのです。

冷えは、単に気温が低かったり寒かったりするだけで起こるものではなく、自律神経の乱れ や女性ホルモンの乱れ、血液がドロドロになっていることなどでも起こります。

体が冷えている状態だと、膣分泌液の減少だけでなく性交痛や月経痛が生じることもあるので注意が必要です。

原因⑤生活習慣の乱れ 

生活習慣が乱れると、ホルモンバランスが乱れることで膣が乾燥して濡れなくなることがあります。

生活習慣の乱れというのは、睡眠不足や不規則な食生活、過度のダイエット、運動不足というような状態です。

生活習慣が乱れると、膣の粘膜の健康維持に必要なタンパク質やビタミンなどが不足してしまいます。

これらの栄養素は、エストロゲンの分泌にも必要なので、生活習慣が乱れるとホルモンバランスの乱れや膣分泌液不足を引き起こすのです。

仕事や育児などで忙しい方は、1度自分の食生活や睡眠時間、運動量などを見直して、生活習慣が乱れていないかチェックしてみましょう。

原因⑥不十分な前戯 

セックスで濡れない原因は、パートナーにあるかもしれません。

膣分泌液は、性的な興奮が高まったときに出るものなので、前戯が不十分だったり自分の好みじゃなかったりすると出なくなります

前戯のテクニック不足は、パートナーの経験数も関係していますが、今まで何も指摘されなかったことも原因かもしれません。

そのため、性的な興奮が足りないと感じる場合は、自分が気持ちよいと感じられる場所を教える、などの工夫で解消してみましょう。

濡れないままセックスをする行為は控えて 

NG_logo

セックスに対して前向きになっている場合は、たとえ濡れていなくても挿入すればどうにかなると思ってしまうかもしれません。

しかし、濡れないままセックスをする行為は控えるのが賢明です。

控えた方がよいのは、以下の5つの理由があるからです。

濡れないままセックスをする行為を控えた方がよい理由

ここでは、これらの理由について解説していきます。

理由①不快感と痛み 

膣内が濡れていない状態でペニスを挿入すると、摩擦が引き起こされることで、膣や陰茎に不快感や痛みが生じることがあります。

これは「性交痛」と呼ばれるもので、比較的膣が濡れやすい20代の女性でも、約70割の方が感じたことがあるといわれる症状です。

人によっては挿入して快感を得られれば濡れることもありますが、ほとんどの場合、摩擦による痛みの方が強いため、不快感しかありません。

この状態でセックスを続けてしまうと、「セックス=痛い」というトラウマになるかもしれず、さらに濡れにくくなってしまう可能性もあるので無理しないようにしましょう。

理由②膣の損傷 

膣は常に湿った状態ですが、乾いたペニスを濡らすほどではありません。

そのため、分泌液が十分に出ていないと、ピストン運動をした際に強い摩擦が起こってしまいます。

強い摩擦は、膣の粘膜に負担をかけるので、膣内が損傷することがあるので注意が必要です。

女性器は、「デリケートゾーン」と呼ばれることからわかる通りとても繊細な部分なので、損傷により炎症が起こる可能性もあります。

炎症が起こった場合は治療が必要になることもあるため、無理な挿入をするのは止めた方がよいのです。

理由③性感染症リスクの増加 

濡れていない状態でペニスを挿入すると、摩擦による膣内の損傷が起こるリスクがありますが、さらに性感染症(STI)のリスクも増加します。

実は、膣や陰茎に小さな傷ができると、細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなるのです。

性感染症 は、性器クラミジア感染症や性器ヘルペスウイルス感染症、梅毒、淋菌感染症などさまざまな種類がありますが、どの病気でも治療を受けなければなりません。

治療をせず放置した場合、不妊や心臓の合併症などのリスクもあるので、このような状態を避けるためにも濡れないままのセックスは避けましょう。

理由④パートナー間の関係 

濡れていない状態でのセックスは、自分だけでなくパートナーもほとんどの場合快感は得られません。

そのため、性的満足度の低下により、パートナーに摩擦や緊張が生じることがあります。

「セックスをしても気持ち良くない」という経験をしてしまうと、それが濡れていないことが原因であっても、パートナーとの性的関係や感情的な関係に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。

理由⑤心理的影響 

十分に濡れていない状態でセックスをしても、自分もパートナーも快感を得られないので、自尊心や性的自信の低下につながることがあります。

性行為というのは心理的影響も働くので、特に、繰り返し乾燥した状態でのセックスが不快な体験になると、性的活動に対する意欲が低下する可能性もあります。

性的活動への意欲低下は、セックスレスの原因になることもあるため注意しましょう。

また、新しいパートナーができた際にも、性行為に対してのコンプレックスがあるとよい関係が結べないこともあるので、十分に濡れて快感が得られる状態でない場合は、無理なセックスを避けるのがベストです。

そもそも膣が濡れるメカニズムとは? 

水彩のハート ピンク

女性は、リラックスをしていると、脳の下垂体後葉からオキシトシンというホルモンが分泌されます。

「幸せホルモン」とも呼ばれるもので、好きな人と一緒にいて幸せな気分を感じるときも分泌されるよ。

オキシトシンが分泌されている状態で、キスや愛撫などで性的に興奮したりセクシーな動画を観たりすると、下腹部に血液が集まり、性器が充血していきます

充血すると、膣壁から血漿がにじみ出てくるのですが、このときスキーン線やバルトリン腺からも粘液が分泌されて、いわゆる「濡れた状態」になるのです。

これが、膣が濡れるメカニズムですが、膣分泌液は性的な興奮が高まれば高まるほど多く分泌するといわれています。

ただし、分泌にはそのときの体の状態や精神状態、体質なども関係してくるので、同じ状況であっても多くの量が出るとは限りません。

セルフでできる、濡れにくいときの改善策 

セックスをするときになかなか濡れないと、気持ちが焦ってしまうかもしれませんが、自分で解決できます。

セルフでできる、濡れにくいときの改善策は5つあります。

ここでは、これらの改善策について解説していきます。

生活習慣を改善する 

濡れにくい原因がわからない、という方は、まずは生活習慣を改善することから始めてみましょう。

生活習慣を改善するポイントは、「睡眠」「食事」「運動」です。

睡眠は、できるだけ就寝時間と起床時間を同じにすることや質の高い睡眠が取れるように心がけましょう。

質の高い睡眠を取るには、寝る前にスマホやテレビを観ない、就寝1時間前には灯りを落として副交感神経を優位にするというのがポイントです。

食事は、栄養バランスを意識して、できるだけ品数の多い食事を心がけるとよいでしょう。

外食やコンビニのものは添加物が多いので、自炊をするのがベストだよ。

運動は、通勤や通学時はできるだけ歩く、階段を使うなど日常生活に取り入れやすい方法で大丈夫です。

余裕がある方は、1日15分程度のラジオ体操やヨガ、ウォーキングなどを習慣にするのがおすすめです。

自分の快感ポイントを知っておく

自分の快感ポイントを知っておけば、そこを刺激することで濡れやすくなります。

快感ポイントは、セルフプレジャーで見つけられます。

セルフプレジャーというのは、オナニーやマスターベーションのことです。

快感を得られる部分は人によって違うので、実際に自分の性器に触れてみて、「気持ちよい」と感じられるポイントを見つけてみましょう。

初めての場合は恥ずかしいかもしれませんが、快感ポイントを知っておけば、どこを刺激すれば濡れるのかがわかります。

また、いざというときに濡れなくても安心できるので、メンタル的にも落ち着いてセックスを楽しめるようになるかもしれません。

膣レーザーや膣トレマシンを活用する 

加齢や出産などで女性ホルモンの分泌量が減っている場合は、膣レーザーや膣トレマシンを活用するという方法があります。

膣レーザーは、レーザーを膣内に照射することで細胞を活性化し、弾力性を高める効果が期待できます。

また、膣内のコラーゲンを増やす効果も期待できるので、乾燥状態を改善することもできるかもしれません。

膣トレマシンは、骨盤底筋群を鍛えられるので、膣内の血行不良を改善することで濡れやすくする効果が期待できます。

潤滑ゼリーなどを使用する

膣分泌液が出ないのは、精神的な重圧が原因かもしれません。

「何をしても濡れない」と悩んでしまうと、それがストレスとなってさらに出づらくなってしまいます。

こういった場合は、「頑張る」のを止めて潤滑ゼリーなど膣分泌液の代わりになるものを使ってみましょう

潤滑ゼリーなどを使えば、濡れなくてもペニスをスムーズに挿入できますし、快感も得られます。

「濡れなくても大丈夫」と思えば、気楽にセックスを楽しめるので、自然に濡れるようになるかもしれません。

潤滑ゼリーはオンラインショップで購入できるので、気になる方は1つ持っておくとよいでしょう。

産婦人科に受診する

何をしても濡れないという場合は、産婦人科を受診してみましょう

特に、エストロゲン不足で濡れにくくなっている場合、自分で原因を把握するのは難しいので、医療機関を頼るのが正解です。

なお、エストロゲンが不足すると、濡れにくいだけでなく膣の乾燥や痒み、生理不順などの症状も出てきます。

産婦人科で診てもらえば原因がわかるかもしれませんし、治療で症状を改善できることもあるので、悩みの解決にもつながります。

パートナーと一緒にできる、濡れにくいときの改善策

手のひらの上にあるハートのイメージ

濡れにくいときの改善策は、セルフだけでなくパートナーと一緒にできるものもあります。

男性でもEDで悩むことがあるかもしれないので、2人で協力して解決していきましょう。

少しえっちな映画を観てからセックスをする 

パートナーとのお付き合いが長い場合、どうしてもセックスがマンネリになりがちです。

マンネリ化していると、性的な興奮を感じにくくなっている可能性もあるので、少しえっちな映画を観てからセックスしてみましょう。

AVに抵抗がなければAVでもいいですし、抵抗がある場合はキスシーンが多めのものや、夜のシーンが描かれているものを観て、気持ちを高めてから挑んでみてください。

少量のお酒はリラックス効果が高いので、2人でお酒を飲みながら観れば、自然とよい雰囲気になるかもしれません。

シチュエーションを変えてみる 

セクシャルな映画を観ても盛り上がらない、という場合は、シチュエーションを変えてみるという方法があります。

セックスをする場所がいつもと同じだと、盛り上がりに欠けることもあるでしょう。

旅行に出掛けるのもいいですが、時間やお金に余裕がないときは、「ザ・ラブホテル」というような淫靡な雰囲気のホテルに泊まってみるのもおすすめです。

まったく違ったシチュエーションであれば、新鮮さがあるので性的な興奮を得やすくなるかもしれません。

自分から積極的に動いてみる 

セックスというのは、どちらかというと女性が受け身になることが多いです。

パートナーが主導だと、「頑張ってくれているから」と本当は気持ち良くないのに気持ち良さそうな演技をしてしまうこともあるかもしれません。

このような状態では、メンタル的にも肉体的にも濡れにくくなってしまうので、ときには自分から積極的に動いてみましょう

このとき、「パートナーに気付かれないように」「前戯の邪魔にならないように」などと気を使ってしまうのはNGです。

自分が「こうすると気持ちいい」と思える体位や腰の振り方などをすることが濡れやすくなるポイントなので、あまり考えすぎず、自由に動いてみましょう。

自分の快感ポイントを伝えてセックスをする

前戯をしてもらうことで濡れやすくなる、という方は、自分の快感ポイントを伝えてみましょう

快感ポイントは人によって違いますし、胸や性器に触れば気持ちよいだろうと思っている人もいます。

このような場合、はっきりと言わないとわかってもらえないので、セルフプレジャーで把握した快感ポイントをパートナーに伝えることが大切です。

快感ポイントがわかれば、パートナーも自信を持って前戯ができますし、それによって彼女が気持ち良くなっている姿を見れば、いつもより激しいセックスでお互いに満たされるかもしれません。

ラブグッズを活用してみる 

何をしても濡れない、という場合はラブグッズを活用してみましょう。

人は、自分以外の体の感覚がわからないので、性感帯をピンポイントで当てて、ちょうどよい強さで刺激するというのは思っている以上に難しいものです。

ラブグッズであれば、ちょうどよい刺激を与えやすく、また指とは違った動きをするものもあるので快感を得やすくなります。

また、「ラブグッズを使う」ということ自体が刺激となり、パートナーも自分も性的な興奮が高まることで濡れやすくなる効果も期待できるでしょう。

【まとめ】セックスで濡れないことは恥ずかしいことではない

セックスで濡れないと、パートナーに対して申し訳ない気持ちになったり、女性として情けないと思ったりするかもしれません。

しかし、愛撫されたりキスされたりすれば、誰でも十分に濡れるというわけではないのです。

膣分泌液には、体調や精神状態も関係しているので、どのような女性でも濡れないことはあります。

あまり深刻に考えすぎると、逆に「また濡れないかもしれない」という不安から分泌液が出づらくなってしまうので、「今日は濡れなかったな」ぐらいの軽い気持ちで捉えましょう

もしも、あまりにも濡れない状態が続く場合は、ここで紹介したセルフでできる改善策やパートナーと一緒にできる改善策を実践して、パートナーとの絆を深めてください。

セックス 濡れない_アイキャッチ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

心も体も健康で、自分らしく生きてほしい。そのために多くの選択肢を与えたい。
そんな思いで、女性の生き方を見直すきっかけとなるような、有益な情報を発信しています。

目次