「外イキ」や「クリイキ」という言葉をきいて、どのようなものなのか気になっている方もいるでしょう。
クリトリスを刺激する外イキは、初心者ではない方でも比較的挑戦しやすいイキ方です。
そこで今回は、外イキがどのようなものなのか、中イキとの違い、外イキで気持よくなるやり方などについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
外イキとは?
外イキとは膣の中への刺激ではなく、外側にあるクリトリスへの刺激によってオーガズムを感じることを指します。ここでは、以下の2点について解説します。
それぞれについてみてみましょう。
クリイキとも呼ばれる
先にも触れた通り、外イキとはクリトリスへの刺激によって快感を得る方法のことで、「クリイキ」ともいわれています。
クリトリスは女性の身体に存在する性感帯の中でも最も快感に関係する神経が集中しているといわれるほど敏感な部分です。
また、クリトリスは膣内にあるGスポットという性感帯ともつながっているといわれています。
外イキの感じ方
クリトリスは男性器の亀頭に当たる部分で、女性器の中央一番上に位置する尖った部分のことです。
サイズは5~7mmほどで、この部分に触れて刺激することにより、徐々に快感が込み上げてきます。
そのまま刺激を続けて快感が絶頂に達すると、電気が走ったような感覚やフワッとした感覚が得られるのが特徴です。
あまりの快感に身体がビクッと痙攣したようになることもありますよ。
クリトリスによる外イキでは瞬間的に強い快感が得られ、1回イッた後はとても敏感になります。
なお、クリトリスを刺激してオーガズムを得る外イキは、膣の中を刺激して快感を得る中イキよりも難易度が低いといわれています。
外側にあることによって位置も把握しやすく刺激もしやすいため、初心者でも快感が得やすい性感帯といえるでしょう。
外イキと中イキの違い
「外イキ」と似たような言葉に「中イキ」という言葉をご存知でしょうか。
中イキとは膣の中への刺激によってオーガズムを感じることを指しますが、外イキと中イキではどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、以下の4つについて解説します。
それでは詳しく確認してみましょう。
性感帯の違い
外イキと中イキとでは刺激を感じる性感帯が異なります。
外イキで刺激する性感帯はクリトリスです。
一方で、中イキでは膣の中に3~4cmほど指を入れた時にお腹側にあるGスポットや膣の奥深く、子宮の入り口あたりに位置するポルチオという性感帯を刺激することによって快感が得られるでしょう。
先にも触れた通りクリトリスはGスポットに繋がっているといわれているよ。
そのため、刺激する場所は違ってもオーガズムを感じる点でいえば、あまり大きな違いはないといえます。
あくまでも、「刺激する部位の違い」とおさえておけばOKです。
感じ方の違い
中イキと外イキの感じ方には違いがあるといわれています。
クリトリスを刺激する外イキでは快感が少しずつ上り詰めていき、絶頂に達した時に強いオーガズムを感じます。
私は、電気が流れる感じやフワッとする感じがするよ。
このように、外イキではイク瞬間に強い快感が得られるのが特徴です。
一方、中イキはフワッとした気持ちよさと体の奥から込み上げるような深い快感が特徴。
絶頂に達する前に「おしっこが出そう…」という感覚が込み上げることもあります。
また、外イキとは異なり、連続で何度もイケるのは中イキならではでもあります。
難易度の違い
難易度でいえば、外イキのほうがイキやすいといわれています。
クリトリスは目に見える部分にあるため位置を特定しやすいですが、Gスポットやポルチオは見えない位置にあるため位置を特定するのも難しいのです。
また、ピンポイントで位置を把握するのが難しいことに加え、膣内で快感を得るためには開発が必要です。
開発されるまでは痛みや違和感を強く覚えることも多いといわれており、気持ちいいと感じるまでに時間がかかります。
そのため、クリトリスで外イキの感覚を掴んでから中イキに挑戦するという順番でトライするのがおすすめです。
外イキと中イキを同時にやる「両イキ」もある
両イキとは、中イキと外イキが同時に起こる現象のことです。
セックスやオナニーの際に、中を刺激してイキそうになったタイミングでクリトリスを刺激することで両イキできる可能性が高まります。
中イキが上手くできない方はクリトリスを同時に刺激して、イク感覚を掴むこともできるでしょう。
ただし、膣の中への刺激よりもクリトリスへの刺激のほうが強く感じるので、刺激する順番や強さを間違えると外イキしかできないで終わることもあります。
強さやテンポを調整しながら、試してみてくださいね。
外イキのやり方~ひとりエッチでイク場合~
ここからは、外イキのやり方を具体的に解説していきます。
では、ひとりエッチでイク場合には、どのようにクリトリスを刺激したらよいのでしょうか。
ここからは、セルフでおこなうときの外イキのやり方について確認しましょう。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
①クリトリスの位置を確認する
まずはクリトリスの位置を把握しましょう。
クリトリスは恥骨の中央から膣孔に向かって指でなぞったとき、すぐに触れるコリコリした部分です。
わかりにくい場合には、鏡の前でM字開脚のポーズをとり、女性器上部の一番尖端部分にあるぽこっと出っ張った部分を探してみましょう。
足を開いて両手で大陰唇と呼ばれる性器の外側のビラビラした部分を開くようにすると見つけやすくなるよ。
クリトリスの目に触れる部分は5~7mm程度で、中に隠れている部分も含めると12cmほどあるといわれています。
また、膣内部のGスポットもクリトリスの一部といわれていますよ。
②仰向けか立ち姿勢になる
クリトリスの位置が確認できたら、まずは体勢を整えましょう。
特に決まりはありませんが、初めての方は仰向けか立ち姿勢から試してみるのがおすすめです。
どちらかの体勢からスタートしてみて、やりやすいと感じる体勢を探してみるのもよいでしょう。
この姿勢ではないとだめというわけではないので、自分の興奮度が上がる体勢やリラックスできる大勢であれば、座ったり四つん這いになったり、うつぶせになったりするのもよいでしょう。
③円を描くように指でなぞる
リラックスした姿勢を整えたら、クリトリスを刺激していきます。
このとき、優しく円を描くように指でなぞるのがポイントです。
そのほか、指先で軽くトントンと叩いてみたり下から上へ舐め揚げるようなイメージで指を動かしたりすると最も快感が得られる部分を見つけられるでしょう。
そのまま刺激を続けながら快感が絶頂に上り詰めるまで刺激を続けましょう。
ローションを塗ると滑らかに動かせるだけでなく、触れた時の感覚も変化します。
特に、温感ローションを使うと、じんわりとした温かさがクリトリスの快感を高めてくれますよ。
④新しい刺激が欲しくなったら、大人のおもちゃを使ってみる
自分の指だけでは物足りないと感じる場合には、大人のおもちゃを使うのもよいでしょう。
クリトリスを振動で刺激するローターやバイブなどがメジャーです。
そのほかには、クリトリスを吸引される刺激が得られるグッズや舌先でつつくような刺激が得られるグッズなどもなどありますよ。
ラブグッズを購入するのは気が引けるという方は自宅で手軽にできる方法もあります。
シャワー
シャワーオナニーはお風呂場でできて特別な道具も用意する方法もないため、比較的取り入れやすい方法といえるでしょう。
シャワーをクリトリスに当てて水流による刺激でオーガズムを得る方法です。
水流を強くしすぎず、お湯の温度には気を付けておこないましょう。
電動歯ブラシ
電動歯ブラシはブラシの小刻みな振動による刺激で外イキできるアイテム。
家に置いてあっても不自然ではないのでおすすめです。
ただし、刺激が強すぎる点には注意しましょう。
筆
そのほか、筆先でクリトリスをこしょこしょと刺激して快感を得る筆オナニーという方法もあります。
筆先のタイプを変えると感じ方も変わるので、自分の好みに合ったものを探してみてくださいね。
外イキのやり方 ~セックスでイク場合~
セックスで外イキするときも基本的にはセルフでやるときと同じですが、指だけでなく舌を使ったり同時に刺激してもらったりするのもよいでしょう。
セックスで外イキするときの手順は、以下の通りです。
①仰向けになる
どのような体制でもよいですが、基本的な姿勢は仰向けです。
仰向け以外ならば、横向きで後ろから刺激してもらう姿勢やバック、立った状態などでもよいですよ。
リラックスした状態になることがベストなので、自分がリラックスして感じやすい姿勢をとってみてください。
②指や舌で刺激してもらう
男性の指でクリトリスを刺激してもらうと、自分の指で刺激するのとはまた違う快感が得られます。
ただし、中には最初から激しく刺激してくる人もいるかもしれません。
男性にはクリトリスがないため、どのように刺激したら気持ちよいのかは相手の反応を見ながらおこなうことになるので、反応で示してあげたほうがよいでしょう。
無反応だと気持ちよいのかわからず、刺激する力を強くされてしまうこともあるため、気持よいときには反応でしっかりと示してあげることが大切です。
あまりに刺激が強すぎると痛みを感じやすいので、優しい刺激から少しずつ始めてもらうのがおすすめです。
舌で舐めてもらう時には、下から舐め上げたりチロチロと小刻みに舌を動かしてもらったりするとよいでしょう。
③膣とクリトリスを同時に刺激してもらう
クリトリスだけの刺激では、なかなかイケないと感じる女性もいるかもしれませんね。
そのような場合には、膣とクリトリスを同時に刺激してもらうのも方法のひとつです。
指や道具を使って膣とクリトリスを自分で同時に刺激する方法もありますが、自分の動きでは刺激が単調になりやすいため快感を得にくいと感じることもあるでしょう。
一方、男性からの刺激は自分では予想できないため、とても刺激的に感じるはず。セルフでの外イキができるようになれば、男性の愛撫でもイクことは難しくありません。
「イカなきゃ…」と焦ったり恥ずかしいと思ったりせずに、男性からの刺激に集中してみてくださいね。
④男性におもちゃを使ってもらうのもOK
普段の方法では物足りないと感じるときには、男性におもちゃを使ってもらうのもよいですよ。
セルフでラブグッズを使う女性もいますが、男性におもちゃを使ってもらうとまた違った刺激が得られます。
自分で使用するときの当て方や動かし方とは異なる刺激によって、普段よりも興奮度が高まるでしょう。
外イキの注意点
外イキをする際にはいくつか注意しておきたいポイントがあります。
ここからは、外イキの注意点を3つ確認しましょう。
それでは詳しく解説します。
手を清潔にして触る
クリトリスや膣に触れる時には、必ず手を清潔にした状態で触れるようにしましょう。
手に雑菌が付着した状態で直接触れると、最悪の場合には感染症を引き起こすことがあります。
必ず石鹸で手洗いをして清潔にしてから触ることを心がけてください。
アルコール消毒もしておくと、より安心できるよ。
また、膣やクリトリスなどの粘膜はとてもデリケートなので、爪で傷つけることがないように注意することも重要です。
例えば、ネイルをしている場合には、爪先やネイルパーツでクリトリスが傷がつきやすくなります。
このような場合は、直接触れるのではなく、ショーツの上から触るほうがよいでしょう。
強く刺激しすぎない
クリトリスを刺激するときには強く刺激しすぎないことを心がけることも大切です。
日頃から強い刺激でイクことに慣れてしまうと、普通の刺激ではイキにくくなってしまうのです。
特に、ローターやバイブなどの強い振動による刺激に慣れていると、セックスのときの指の刺激では絶頂に達することができなくなってしまうことも。
強い刺激に依存するのではなく、ほどよく気持ちよさを感じる動きと強さをキープしたまま、同じテンポで刺激し続けるように心がけてみてください。
生理中は膣やクリトリスに直接触れない
生理中にもセルフで発散したいと感じる女性もいるでしょうが、生理中は体の免疫力が低下しているため直接膣やクリトリスに触れないように心がけましょう。
普段は特に影響のない雑菌であっても、生理中はカンジダなどの感染症をおこしやすくなります。
もちろん、セックスについても雑菌による感染を引き起こしやすいため生理が終わって体調が整った状態でおこなうようにしましょう。
外イキが上手くできたら、ほかのイキ方を試してみよう
外イキが上手くできるようになったら、他のイキ方にもトライしてみてはいかがでしょうか。
中イキについては先に説明したので、ここでは以下の2つについて解説します。
それぞれについて詳しくみてみましょう。
奥イキ
中イキをするために刺激する部位には、Gスポットとポルチオの2つが挙げられますが、中でもポルチオへの刺激でイクことを「奥イキ」といいます。
ポルチオは膣の一番奥、つまり子宮の入り口部分に位置する性感帯です。
ポルチオによるオーガズムは脳を経由する迷走神経系で引き起こされる快感だといわれていて、クリトリスやGスポットへの刺激によりも深い快感が持続的に得られるという特徴があります。
ただし、ポルチオはクリトリスやGスポットに比べて開発するのに時間がかかるといわれており、最初のうちは痛みを感じることもあります。
力を入れすぎずに少しずつ優しく刺激をして、徐々に開発しようね。
ポルチオで快感を得るには、セルフであれば騎乗位の体勢でディルドを使用して奥を刺激したり、性行為であれば男性器で奥深くまで挿入して刺激してもらったりする方法があります。
なお、奥イキは外イキとGスポットによる中イキを達成してからおこなうのがベターです。
膣イキ
膣イキは中イキと同様に、膣の中に位置するGスポットやポルチオでイク方法のことを指します。
ポルチオイキについては奥イキの項目で説明したので、ここではGスポットへの刺激による膣イキについて解説します。
Gスポットは膣の中に指を3~4cm挿入したときにお腹側の上あたりに触れるザラザラとした部分です。
Gスポットは女性であればだれにでも存在するというわけではなく、中には存在しない女性もいるよ!
Gスポットでのオーガズムは奥イキとは違い、脳を通らずに陰部神経叢や骨盤神経叢などで反射的に起こるといわれています。
感じ方としては、刺激をしているうちにおしっこがしたいような感覚になり、快感が絶頂に達すると足に力が入らなくなるくらいの快感により体がビクビクと震えたり、全身の力がフワッと抜けて解放感が得られるような感覚が得られることもあるようです。
なお、Gスポットによる膣イキはポルチオによる奥イキよりは難易度が低いといわれてはいるものの、イケるようになるまでには時間がかかることもあります。
Gスポットで膣イキをするためには一定の強さとリズムで刺激をし続ける必要があるため、バイブを使用したり男性に刺激してもらったりするとよいでしょう。
途中で「おしっこがしたい」と感じても、手を緩めずに刺激し続けることで絶頂を感じやすくなるよ。
ただし、どうしてもイケないときには日を改めるなどして、無理をせずに少しずつ開発を進めていきましょう。
【まとめ】外イキはかんたんなひとりエッチ!気持ちよくなる方法をマスターしよう
クリトリスへの刺激による外イキは、Gスポットやポルチオへの刺激による中イキよりも比較的イキやすいといわれています。
最初のうちは力加減がうまくつかめずに、気持よさや快感が得られないこともあるかもしれませんが、さまざまな方法を試して自分に合う刺激の仕方を探ってみてくださいね。
クリトリスでイク感覚をつかめると、膣イキや奥イキなどにも挑戦しやすくなります。
パートナーがいる方はパートナーに協力してもらうのもおすすめですよ。