パートナーとセックスの楽しみ方も少しわかってきて、いろいろな体位に挑戦したいと感じていませんか。刺激的な体位もいいけれど、力を抜いてできるだけリラックスしながら楽しめる体位を求めている方も多いことでしょう。
この記事では、側位の基本的なやり方や側位からのバリエーションについて解説していきます。
また、イラスト付きで側位をさらに気持ちよくするためのテクニックも紹介しています。
パートナーと側位を楽しんでみたい方は、ぜひチェックしてください。
側位とはどんな体位？
側位とは、男性も女性も寝た状態で挿入する体位のことです、女性は男性に背中を向けて横になり、男性は後ろから女性に密着し、下から突き上げるように挿入、ピストンします。
詳しいやり方は後ほど紹介するので、ここでは側位のメリットとデメリットについてご紹介します。
側位に挑戦する前に気を付けるポイントなど理解し、パートナーとよりリラックスして一緒に気持ちよく挑戦できるようにしておきましょう。
側位のメリット
側位は男性も女性も寝たまま行うため、最もリラックスして行える体位のひとつです。密着度が高く、肌の温もりやパートナーの吐息を感じられます。
側位とひとことで言ってもバリエーションが多く、さまざまな挿入の角度で楽しむことができます。
緩やかな動きが特徴のこの体位は、激しい動きのつなぎとして最適です。動きに緩急をつけることで、セックス全体の満足度が上がります。
基本的に女性の体重はベッドに支えられているので、男性が強く支える必要もありません。お互いに結合部に集中し、しっかり快感を得られるのもメリットです。
男性で早くイってしまうことに不安がある方にとっては、安心して長時間のプレイが楽しめる体位でもあります。
側位のデメリット
側位の一番大きなデメリットは、男性器が抜けやすいことです。男性器が抜けるたびに、萎えてしまったり再度挿入するのに手こずったりする可能性があります。
抜けないように慎重に動かすことになるため、動きがスローなピストンになります。
激しく動いたり、勢いがあったりするセックスがしたい方にとっては、物足りなく感じるかもしれません。また、挿入後早いピストンができず、挿入も浅いため男性にとってはイキにくい体位です。
2人で同時に絶頂を迎えたい方には、向かない体位と言えるでしょう。
体勢としてお互いの表情が見えづらく、キスもしにくいため相手の表情を感じながらセックスしたい方にとってはデメリットになるでしょう。
側位のやり方をイラストつきで解説！
これまで、側位のメリットやデメリットについて解説してきましたが、実際にやってみる際にどうすればいいかわからない人もいるでしょう。
ここでは、側位のやり方について順に説明していきます
それぞれの状況について詳しくみていきましょう。
①2人で横になり、女性は男性に背をむけ、男性は後ろから密着する
側位は2人とも横になって行うため、ベッドの上などある程度広さがある場所が必要となります。
また、骨盤が床に当たるため、硬い場所では摩擦で痛みを感じる可能性があります。柔らかい場所で行いましょう。
女性は男性に背をむけ、男性は後ろから密着します。女性の背中と、男性の上半身を全て重ねるイメージです。
②女性が上側の膝を上げ、男性は下から挿入する
密着して安定する位置が決まったら、女性は上側の膝を少し持ち上げ足を開きます。
この時に筋肉で脚をキープすると辛くなるので、軽く後ろに引き、男性の脚の上に膝を載せるようなイメージでからだを預けるといいでしょう。
軽く前かがみになり男性に向かってお尻を突き出します。
男性は、女性の膝を自分の方に引き寄せる気持ちで腰を支え下から挿入します。
男性と女性の腰が真横に並んでいると挿入が難しいので、脚を引き寄せた時に軽く女性の足元の方にずれ、女性の斜め下から突き上げるように挿入するといいでしょう。
もともと挿入が浅い体位なので、無理に奥まで入れる必要はありません。
③男性はそのまま女性の腰と脚を持ち、動いてピストンする
]挿入したら、男性はそのまま女性の腰と脚を固定するように持ちます。ゆっくりと動きながらピストンし、動ける範囲を確認します。
浅く挿入することは、女性にとってはGスポットに当たりやすいと言い換えられます。男性がピストンに慣れてきたら、Gスポットを狙ってみるといいでしょう。
女性は、上半身を前に倒すことで挿入角度の調整ができます。ピストンで刺激され、気持ちいい場所に当たるように自分で角度を調整しましょう。
側位で気持ちよくセックスするためのコツ
ここからは、側位をより気持ちよく満足度の高いものにしていくためのテクニックについて紹介します。
基本的な側位に少し工夫をすることで、快感を得られ満足度が高いセックスになること間違いなしです。
それぞれのテクニックについて詳しくみていきましょう。
挿入しつつ、複数の場所を愛撫する
側位は、密着度が高くお互いの愛情を感じやすい体位です。寝たままの姿勢で行うことができるので、両手を自由に使うことができます。
挿入後、スムーズに動けるようになったらパートナーの体を愛撫してみましょう。
大胆に腰や脚を撫で、お互いのポジションが掴めてきたら、だんだん性感帯に近づいていきます。男性は女性の乳首やクリトリスを攻めやすく、女性も愛撫されることで中イキしやすくなります。
性感帯への愛撫を焦らされると、女性はがまんできなくなり、自分からさらなる快感を求めたくなるので、男性にアピールするといいでしょう。
言葉攻めをしてみる
側位で密着度を高め、耳元で甘い言葉をささやいたり、言葉で女性の興奮を煽ったりすると効果的です。
特に言葉攻めは男性も女性も非日常的な雰囲気を味わうことができ、刺激が大きいため、興奮度が上がります。SM要素も含まれ、アブノーマルなプレイを楽しむことができるでしょう。
また、ゆっくりしたピストンのリズムに合わせ、吐息が漏れるように「好きだよ」「気持ちいい」と言うと、男性はもっと興奮度をあげたいと意欲が高まります。
男性におねだりをしてみたり、実況をしてみたりすることで普段とは一味違ったセックスを楽しむことができるでしょう。
密着感を楽しむのであれば、あまり動きすぎない方がよい
側位は挿入が浅い分、しっかりと密着しゆっくり動くのがポイントです。ゆっくりとしたセックスは安眠効果をもたらします。
また、動きすぎないことはスローセックスにも効果的です。
スローセックスとは、イクことを目的とせず、セックスを楽しむことにフォーカスした性行為のことです。
スローセックスで心も身体も満たされれば、ノーマルのセックスよりも強い快感が得られます。女性がイキやすく、男性のED解消にもなるため、セックスのマンネリ化を防げます。
最後までイキたい場合は、体位を変えてみる
側位は、挿入が浅くゆっくりとしたピストンで行う体位なので、男性が最後までイクのには向かない体位です。
女性はGスポットを刺激されたり、性感帯を愛撫したりしてもらえるため、中イキしやすいと言われています。
しかし、男性は激しくスピーディなピストンでイク人が多いので、側位のままでは最後までイケないこともあるでしょう。
その場合、側位のままイこうとせずに、体位を変えて動きやすいポジションに移行しましょう。
側位は、あくまで体位と体位のつなぎや、激しいピストンの休憩時間としての役割とし、絶頂を迎える時は、お互いがイキやすい体位に変えてフィニッシュすることをおすすめします。
側位から派生できるバリエーション
側位は、少し工夫をすることでさまざまなバリエーションができ、側位の状態でも刺激するポイントや、挿入角度を変えられます。
ここでは、対面立位から派生してできる体位を5つ紹介します。
それぞれやり方とポイントを詳しく見ていきましょう。
対面側位
対面側位とは、男性と女性が向かい合った状態で挿入する体位のことです。
お互いの表情を見ることができ、激しく抱き合ったり、キスをしたりと満足度が高い体位でもあります。
女性は上側の膝を持ち上げ、男性の足に絡め膣を男性が挿入しやすい角度に調整します。
男性は、向かい合った状態で女性の下側に少し移動し、下から突き上げるように挿入します。
女性は挿入の快感から後ろに仰け反りやすく、女性が感じている姿に、男性も更なる興奮を得られること間違いなしです。
胸や乳首を愛撫したり、お尻を抱き抱えたりできることは、対面ならではのよさでもあります。
また、お互いの脚を絡め、女性が脚と手で男性をホールドすることで、背面をむけている通常の側位より男性器が抜けにくくなります。
片足上げ前側位
片足上げ前側位とは、対面側位のまま女性が上の膝をあげ男性の腰や肩に脚を預ける体位のことです。
対面側位よりさらに密着度が高く、挿入しやすく抜けにくいというメリットがあります。
しかし、女性が高く脚を上げた状態をキープするため、長時間行うことは難しいとされています。あまり我慢してしまうと、足が痺れるなどして、集中力も切れてしまうため、無理せず体位を変えましょう。
片足上げ後側位
片足上げ後側位とは、通常の側位の状態から、女性が上の膝を少しあげて行う体位です。片足上げ立ちバックを寝た状態で行っているようなイメージだとわかりやすいでしょう。
寝たまま側位の中でも挿入しやすく、動きやすい体位と言われています。
女性が上げた足を脚を、男性の腰に巻き付くように密着させると奥まで挿入しやすくなり、満足度が高くなります。
場合によっては、上げた脚の角度の影響で脚やお尻が疲労してしまうこともありますので、無理な大勢は取らないように心がけましょう。
座り側位
座り側位とは、女性は横向きに寝た姿勢で、男性は正座をした状態で挿入する体位のことです。男性が座っている姿勢からこの名前になったと考えられます。
男性にとっては座位になりますが、女性は横向きで寝た状態なので分類としては側位の仲間です。
側位のメリットである、密着度は一番低い体位なので、物足りなさを感じる方もいるかもしれませんが、それ以上に座り側位ならではのメリットもたくさんあります。
メリットのひとつは、男性の両手があいているので女性の体のサポートがしやすく、性感帯への愛撫も可能です。また、女性の表情や胸がピストンで揺れている姿も見れるので、男性にとっては、視覚からの刺激が多い体位です。
次に座り側位から、バックの姿勢に持ち込めば、ゆったりから激しいセックスへの移り変わりが簡単になります。側位からバックへの姿勢転換の際に座り側位を行うといいでしょう。
窓の月
窓の月は、スタンダードな側位の呼び名です。女性の後ろから男性が抱きしめ、下から挿入します。
男女が同じ方向をむき、密着しながら窓から見える月を眺め、愛を確かめ合ったことからこの名がつけられたと言われています。
窓の月の魅力は、セックスの快楽を求め合うことではなく、ゆっくり動くピストンと身体の密着、そして美しい月で2人で愛の形を確かめ合い、精神的に満たされていくことです。
愛される幸福感や安心感で満たされ、パートナーへの信頼や存在のありがたさなどを実感できれば成功です。
また、窓の月では女性は表情を見られにくいため、恥じらいなく興奮しやすい体位だと言われています。Gスポットや愛撫でのクリトリスの刺激なども可能なため、中イキがねらえます。
中イキできそうな場合は、思い切ってパートナーに「できる限りでいいから早く動いて、私をイカせて！」と可愛くおねだりしてみましょう。
【まとめ】側位はリラックスして楽しめる！スローセックスな気分のときにおすすめの体位
側位は密着度が高く、2人でリラックスしながら楽しめる体位です。パートナーへの深い愛情を感じられるため、スローセックスを楽しむ時に最適です。
挿入後は抜けやすく慎重になるため、男性のフィニッシュの際には体位を変えた方が動きやすくなりますが、ゆったりと時間をかけてセックスを楽しみましょう。
基本的にはゆっくりピストンをしますが、男性が正座をする座り側位は、早いピストンをしやすく、女性も絶頂を迎えやすい姿勢です。
いつもの場所はもちろん、ソファの上など、日常の延長でリラックスした状態からセックスに持ち込む時におすすめです。
また、これまで激しく動くセックスをメインに楽しんできたカップルにとっては、新たな視点での快楽が得られるため、セックスのマンネリを打破するきっかけになるでしょう。
