なかなか中イキできなくて悩んでいるのであれば、寝バックを試してみてはいかがですか?
女性のさまざまな性感帯を刺激できる寝バックは、男女ともに人気の高い体位です。
今回は、寝バックのやり方を紹介するとともに、気持ち良くなるコツもまとめてみました。
ぜひ寝バックに挑戦して、中イキを楽しんでみてくださいね。
寝バックとはどんな体位?
そもそも寝バックとは、名前のとおり、寝ながら行うバックのことを指します。
四十八手では「敷き小股」と呼ばれており、うつ伏せになった女性の上に男性が覆いかぶさる体位です。
ほかの体位よりも比較的簡単なので挑戦しやすく、相手と重なり合うため、密着度を感じられます。
後ろから抱きしめられる感覚が好きなのであれば、ぜひ寝バックを試してみてください。
寝バックは女性の性感帯にもアプローチしやすく、男性も締まりを感じられるので、性別を問わず人気があります。
お互いの負担が少なく、エクスタシーが多い体位なので、日々のセックスライフに取り入れてみてはいかがでしょうか。
なお、通常のバック(後背位)のやり方については、以下の記事で解説しています。
寝バックが人気の体位である理由
寝バックは、男女ともに人気があるのでしょうか?
ここでは、寝バックが人気の体位である理由を7つご紹介します。
それでは、寝バックが人気な理由を確かめていきましょう。
中イキしやすい
寝バックは、中イキしやすい体位といわれており、女性から支持されています。
基本的に寝バックは挿入が浅くなりますが、そのほうがGスポットをほど良く刺激でき、快感につながりやすいです。
また、クリトリスが床にこすれるため、挿入しながらクリトリスへの刺激も感じられます。
ダブルの刺激で中イキの確率がアップし、ほかの体位ではイケなかった方でもイケることがあります。
パートナーの男性器が大きかったり長かったりすると、正常位やバックでは刺激が強すぎるパターンも多いです。
そんな場合は寝バックのほうが、適度な刺激でエクスタシーに達しやすいでしょう。
男性的には浅い挿入なので不安になるかもしれませんが、深く挿入することが女性にとって気持ち良いとは限りません。
逆に浅いほうが気持ち良い場合もあるので、ぜひ寝バックを試してみてください。
あまり力を入れずにセックスできる
寝バックは、男性が女性に覆いかぶさるようにしてピストン運動するため、体力消費がほかの体位よりも少ないです。
男性がピストン運動で疲れてしまって、お互いにうまくセックスを楽しめないという場合は、体力の消耗が少ない寝バックで楽しみましょう。
また、腰や脚に痛みが生じやすい方の場合は、寝バックのほうが負担が少なく、セックスしやすいです。
男性だけでなく、女性もうつ伏せに寝そべっているだけなので、体力の消費は少なめといえます。
疲労を感じずにセックスを楽しみたいのであれば、寝バックがおすすめです。
長い時間セックスできる
男女ともにあまり力を入れなくても済む寝バックは、長時間セックスができる点も人気の理由です。
ゆっくり動かしやすい体位なので、時間をかけてジワジワと攻められます。
また、体力を消費しにくいため疲れにくく、いつも体力不足でセックスが短くなってしまう方にもおすすめです。
顔を見られずにセックスできる
女性に多いのが、セックス中の顔を見られるのが恥ずかしくて、集中できないという意見です。
確かに感じている顔や、ましてやイクときの顔は恥ずかしいものですよね。
寝バックであれば、彼に背中を向けられるので、恥ずかしさを気にせずセックスに集中できます。
素直に快感を得られるため、いつもとは違った様子に相手も興奮してくれるでしょう。
反対に顔を見せたい、あるいはパートナーが見たがるのであれば、鏡を活用してみてください。
ベッドの近くに鏡があれば、寝バックをしていても相手の顔を見られます。
愛撫されながらセックスできる
体が全身密着する寝バックは、愛撫されながらセックスを楽しめます。
特に女性が敏感な耳や首筋を舐めたり、顔を埋めたりしながらセックスできるのが特徴です。
ただピストン運動をするよりも、さまざまな部分を刺激したほうが興奮しやすく、中イキにもつながります。
また、愛撫だけでなく、耳元での言葉責めがしやすいのも、寝バックが人気な理由です。
女性は耳で興奮する傾向にあるため、ピストン運動をしながら耳元でささやくと、興奮度合いがぐっと上がります。
ポルチオ開発がしやすい
寝バックは膣の奥をつきやすい体位とされており、ポルチオを刺激しやすいため、人気があります。
ポルチオとは、女性の膣の奥側にある性感帯で、Gスポットよりも強い快感を得られるエリアです。
ただし届きにくく、正常位や対面座位でポルチオを刺激するのは、難しいでしょう。
しかし、寝バックであれば、ポルチオまで男性器が比較的届きやすいので、中イキのきっかけになります。
ポルチオは、最初のうちは刺激しても何も感じないケースが多いです。
何度か刺激して開発していくことで、快感を得られるようになります。
ただし、ガシガシすると痛みを感じやすくなるため、必ずゆっくり刺激して開発してもらいましょう。
男性も気持ち良くなりやすい
寝バックが男性にも人気な理由は、締まりが良くなるからです。
寝バックをする際、女性は脚をピンと伸ばして、太ももをくっつけるような体勢になります。
そうすることで、普段よりも膣がきつく締まり、男性側もいつもと違った快楽を感じられるのです。
女性も、男性器が膣内に出し入れされている感覚をダイレクトに感じられるため、興奮しやすくなります。
普段、正常位のように女性側が脚を大きく開く体位でセックスをしているのであれば、寝バックのように脚を閉じた体位では、新鮮さを楽しめるでしょう。
寝バックにデメリットはある?
男女ともに快感を得やすい寝バックに、果たしてデメリットはあるのでしょうか?
人気の高い寝バックですが、最初のうちは男性器を動かしにくく、慣れるまで苦労する場合があります。
普段よりも浅い挿入となるので男性器が抜けやすく、スムーズにセックスできないデメリットを感じるかもしれません。
この場合、男性器を抜いたり差したりするのではなく、膣奥に向けて押すような感覚でピストン運動をするとうまくいきます。
また、ちならが出やすいことも、寝バックのデメリットです。
寝バックはほかの体位よりも膣に空気が入り込みやすく、「プッ」というちならが出る可能性が高くなります。
セックス中に音が出てしまうのが恥ずかしくて、寝バックにデメリットを感じる人もいるようです。
ちならは、締まりの良い膣ほど出やすいといわれているため、名器かもしれないとポジティブに考えましょう。
寝バックのやり方をイラストつきで解説!
それでは実際に、寝バックのやり方をイラストつきで解説していきます。
段階ごとに解説するので、これを見れば寝バックのやり方をマスターできるでしょう。
寝バックの詳しいやり方について、確認してみてください。
①女性が脚を軽く開いてうつ伏せになる
まずは、女性がベッドの上にうつ伏せになりましょう。
ソファや椅子の上でセックスする場合もあるかもしれませんが、寝バックの場合はベッドが最適です。
このときに女性は軽く脚を開いて、うつ伏せになってください。
肩幅程度に軽く開ければ大丈夫なので、普通にベッドにうつ伏せになる感覚で問題ありません。
初めて寝バックに挑戦する場合、不安を感じてしまうかもしれないので、リラックスできる雰囲気づくりをしましょう。
ライトを落として部屋を暗くしたり、アロマを炊いたりして、リラックスできるように環境を整えてください。
②男性が女性の太もも付近にまたがる
女性がベッドにうつ伏せになったら、男性が太もものあたりにまたがります。
体に体重がかからないよう、膝立ちのような状態で座らないように意識してもらいましょう。
③挿入する
いよいよ男性器を膣に挿入していきます。
男性器を膣の入口に当てて、そこから角度を調整してゆっくり挿入してもらいましょう。
完全に挿入できたら、男性が体を倒して覆いかぶさります。
男性器を挿入する角度は、だいたい30度〜45度が適切といわれていますが、お互いにしっくりくる角度で挿入してもらうことが重要です。
④腰をふりやすい位置に調整して、ピストン運動をする
男性は、挿入したら、腰をふりやすい位置に体を調整します。
男性器が抜けないように意識してもらいながら、ピストンしやすい位置を見つけ、ゆっくりと腰をグランドインさせてピストンをします。
寝バックは男性側が完全に女性に覆いかぶさったり、手で支えて体を少し起こしたり、膝立ちの状態にしたりとさまざまなバリエーションが楽しめる体位です。
慣れてきたら角度だけでなく体勢も調整して、バリエーションを楽しみましょう。
寝バックで気持ち良くセックスするためコツ
寝バックで気持ち良くセックスするためには、いくつかのコツを押さえておきましょう。
初めて寝バックに挑戦する方はもちろん、いつも寝バックを楽しんでいる方もぜひチェックしてみてください。
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
枕やクッションで腰の位置を上げる
枕やクッションなどを使って腰の位置を上げることによって、より寝バックを楽しめます。
腰の位置が高くなると、ポルチオにより当たりやすくなり、強い快感を得やすいです。
いつもと違った刺激がほしい場合や、中イキしたいのであれば、ぜひ試してみてください。
また、女性だけでなく、男性も腰の位置が高いほうが挿入しやすいです。
特に寝バックに挑戦してみたはいいものの、なかなかうまく挿入できない場合は、クッションや枕を下腹部の下に入れて、腰の位置を高くしてみましょう。
自分から腰を持ち上げる
枕やクッションを使わなくても、自分から腰を持ち上げて、気持ちの良い角度に調整するのもおすすめです。
だんだんと寝バックに慣れてきたら、腰をアップさせて、気持ちの良い角度を見つけてみましょう。
女性がうつ伏せの状態で腰を上げている姿は、男性にとってセクシーで興奮を誘います。
本能のままに腰を上げて、快楽を追求してみてください。
男性に上体を起こすようお願いしてみる
寝バックは男性が自由に動きやすい体位のため、上体を起こした体勢もおすすめです。
男性が上体を起こすと、当たる角度や刺激の強さが変わるため、いろいろ調整してベストなポジションを見つけてもらいましょう。
男性にとっても、上体を起こしたほうが腰を動かしやすいです。
また、うつ伏せになっているよりもお尻や背中を見られるので、視覚的興奮も得やすくなっています。
ほかの性感帯を触ってみる、触ってもらう
寝バックをより楽しむために、いろいろな性感帯を触ってもらいましょう。
体の密着度がアップする寝バックは、女性の体を触りやすい体位です。
挿入しながらもさまざまな性感帯を刺激することによって、中イキしやすくなるでしょう。
また、触ってもらうだけでなく、自分で触ることもおすすめです。
普段から膣トレをしておく
普段から膣トレをしておくと、より締まりが良くなって、寝バックでの快楽を得やすいです。
膣トレと聞くと難しく感じるかもしれませんが、ながらでできる運動も多いので、手軽に挑戦できます。
締まりが良くなると、男性側だけでなく女性側のメリットも多いため、試してみてください。
寝バックでパートナーの男性を興奮させるには?
寝バックでパートナーの男性を興奮させたいのであれば、以下の3つを試してみましょう。
それぞれの詳細について、詳しく解説していきます。
甘い言葉をかける
言葉によって興奮するのは女性だけでなく、男性も同じです。
寝バックは距離感の近い体位だからこそ、甘い言葉をかけやすくなるので、積極的に試してみましょう。
「愛してる」や「好き」といった言葉だけでなく、「気持ち良い」「感じる」と素直に快感を伝えるのもおすすめです。
キスやハグをする
ただ挿入してピストン運動をするだけではなく、キスやハグで愛情を感じ合いましょう。
寝バックは男性に背中を向けるような体勢ですが、女性が振り向いてキスをしたり、男性が後ろからハグをしたりと案外体の自由度は高いです。
キスやハグはお互いの愛を実感しやすい行為なので、ぜひ寝バック中に取り入れてみてください。
彼の体を舐めるなど愛撫する
寝バックをしながら、彼の体を舐めたり愛撫したりすれば、パートナーが興奮する可能性が高いです。
特に、普段セックス中に積極的な行為をしないならば、パートナーはいつもと違った姿に強い興奮を覚えます。
寝バックだと、相手の腕や手を舐めたり、愛撫したりしかできないため、別の体位のときや前戯で取り入れてみましょう。
寝バックでよくある悩みと対処法
新しい刺激を楽しめる寝バックですが、悩みが発生することもあります。
今回は、よくある悩みとその対処法をまとめてみたので、参考にしてみてください。
痛みが強すぎる
寝バックでよくある悩みの1つが、痛みです。
普段やり慣れていない場合や、お互いの体つきによっては、痛みを感じるかもしれません。
そんな場合は、女性の体と男性器を挿入する角度を並行にしてみましょう。
男性器が膣の中でまっすぐになれば痛みは和らぐので、枕なども使って角度調整をしてみてください。
また、ローションなど性交痛を軽減させるアイテムの使用で、痛みを解消できる場合があります。
こすれるような痛みを感じるのであれば、ローションを活用すると解決しやすいです。
ピストンのスピードや強弱を緩めるのも、痛みの改善には効果があります。
特に最初のうちはゆっくり出し入れをして、女性の体を慣らすことが大切です。
膣口が見つからず挿入できない
男性が寝バックで抱えやすい悩みが、膣口が見つからないことです。
その場合はまず女性の脚を広げて、挿入しやすいように調整をする必要があります。
枕をお腹の下に入れたり、体勢を変えたりして、角度を調整してもらいましょう。
また、ローションで膣の入口を潤わせておくと、するっと男性器が入っていくので、潤滑油を使うのもおすすめです。
ペニスが抜けやすい
寝バックは浅い挿入なので、男性器が抜けやすくなります。
そんな場合は、男性が前かがみでピストンすることで深く入るため、抜けにくいです。
このときに、より抜けにくくするため、腰を支えてもらいましょう。
また、女性の腰の位置を高くするのも効果的です。
女性が腰を自発的に高くするか、枕などを使って位置を高くしてみてください。
【まとめ】寝バックは中イキしやすい体位!やり方を押さえてお互いに気持ち良くなろう
寝バックは中イキしやすい体位なので、普段セックス中にしていないのであれば、ぜひ取り入れてみてください。
ただし、最初のうちはどのようにやれば良いのか分からずに、困ってしまうかもしれません。
やり方のポイントを掴んでから挑戦することで、スムーズに寝バックを楽しめるようになります。
大切なのは、最初から強くピストンするのではなく、角度を調整しながらゆっくり出し入れすることです。
お互いの体に負担がかからないように意識しながら、寝バックを楽しみましょう。