「彼氏が避妊してくれない」「コンドームをつけてほしいけど、嫌われそうで言えない」と悩みを抱えていませんか?
コンドームは避妊効果だけでなく、性病の予防効果も得られるため、安心してセックスを楽しむうえで必要不可欠です。
なにより、しっかりと避妊をしてくれると「大切にしてくれている」「愛されてる」と感じますよね。
しかし、男性の中には、コンドームをつけずにセックスをする人もおり、セックスのたびに不安を感じている女性も少なくありません。
そこで今回は、コンドームをつけない男性の心理を見ていきます。
記事の最後では、コンドームをつけない男性と出会ったときの対処方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
コンドームをつけない男性の割合
みなさんは、日本におけるコンドームをつけない男性の割合をご存知ですか?
とある調査によると、15歳〜29歳は約25%、30歳〜64歳は約45%の男性が、避妊をせずにセックスをしたことがあるそうです。
セックスは、カップルや夫婦にとって気持ちを伝え合う大切な時間ですが、望まない妊娠を避けるために避妊は不可欠です。
コンドームは正しい使い方をすれば、性病の予防だけでなく、高い避妊効果を得られます。
これほど効果的な避妊方法であるにもかかわらず、使用しない男性が多い理由は一体何なのでしょうか。
コンドームをつけない男性の心理から、まずは見ていきましょう。
コンドームをつけない男性の心理
セックスをするうえで、避妊は当たり前のルールであり、マナーです。
膣外射精は避妊法ではないため、妊娠や性感染症のリスクが高くなります。
では、なぜ男性は、コンドームをつけずにセックスをするのでしょうか?
その理由には、以下のようなものが考えられます。
1つずつ見てみましょう。
コンドームをつけないほうが気持ち良い
コンドームをつけない男性の心理として最も考えられるのが、コンドームをつけないほうが気持ち良いという理由です。
女性は違いを感じにくいですが、男性の中にはゴムをつけているかどうかで、挿入時の気持ち良さが変わるという人もいます。
まずは、コンドームが性病の予防や避妊するうえで、大切なものという認識を持ってもらいましょう。
コンドームの有無だけで、セックスの気持ち良さが決まるものではありません。
あなたがコンドームを用意して「このゴム、ジェルがたっぷりで気持ちいいらしいよ」と伝えてみてください。
現在はホットジェルがたっぷりついているタイプや、薄さが0.01mmのタイプなど、さまざまなタイプのコンドームが販売されています。
女性も男性も、感じたことのない快感を得られるため「もう一度使ってみようかな」という気持ちになりやすいです。
コンドームがペニスに合わずキツい
コンドームがペニスに合っておらず、痛みを感じていることも考えられます。
使用感やサイズなど、さまざまな種類が販売されているため、言いわけのように感じられますね。
もし「キツくて痛い」など、サイズを理由にコンドームをつけたくないと言われた場合、いろいろ試して彼に合ったコンドームを一緒に見つけてあげましょう。
コンドームをつけるのが面倒
気持ちが盛り上がり「いざ挿入」となったときに、コンドームをつけるのが面倒だと感じる男性もいます。
このような場合は、男性への愛撫が終わった流れで、コンドームをつけてあげるのがおすすめです。
「自分からつけるのは恥ずかしい」と感じるかもしれませんが、その姿に男性は興奮し、避妊に積極的な姿勢を自分から見せられます。
ムードを壊さないように、事前に枕元やベッドサイドにコンドームを用意しておきましょう。
コンドームをつける時間が苦手
コンドームをつける時間が苦手であることも、コンドームをつけずにセックスする男性心理の1つです。
装着に時間がかかると興奮が冷め、萎えてしまう原因となるからです。
女性が前戯のあとにコンドームをつけてあげたり、装着が簡単なものを使用したりすることで、解決できますよ。
外に射精すれば大丈夫と思っている
「外に射精すれば妊娠しない」と思ってコンドームをつけないのであれば、それは大きな誤解です。
膣外射精は確実な避妊方法ではないため、避妊具を使用しないと妊娠する可能性があります。
望まない妊娠を避けるため、必ず避妊具を使用しましょう。
低用量ピルやアフターピルを服用して避妊をすることも可能ですが、女性に身体的・金銭的負担がかかるため、使用する際は2人で話し合うことが大切です。
妊娠しても中絶すれば良いと思っている
妊娠や中絶に伴う女性の身体的・精神的負担を十分に理解せず、自分自身の快楽を優先にしている男性は、妊娠しても中絶すれば良いと思っていることが多いです。
中絶は身体にリスクを伴い、精神的にも大きなストレスになります。
「赤ちゃんを授かりたい!」と強く希望しない限り、避妊をせずにセックスすることは避けましょう。
中絶は、妊娠をどうしても続けられない(赤ちゃんを産んで育てられない)場合の緊急避難だと、理解することが重要です。
コンドームをつけてくれない男性への対処法
最後に、コンドームをつけてくれない男性への対処方法を4つ紹介します。
コンドームは避妊だけでなく、性病の予防にも効果的です。
自分自身を守れるように、女性も避妊についてしっかりと知識をつけておきましょう。
コンドームを自分で用意する
1つ目の方法は、コンドームを自分で用意することです。
「コンドームをつけてほしい」という形で伝えてしまうと、相手に断る選択肢が生まれます。
「このコンドーム、すごく気持ちいいらしいよ!」「使ってみたいコンドームを2つ持ってきたんだけど、どっちがいいかな?」など、つけない選択肢を与えないように提案してみましょう。
「レジで買うのが恥ずかしい…」「彼に引かれないか不安…」と感じる方もいると思いますが、インターネットで気軽に購入できるため、恥ずかしがることはありません。
加えて、女性でも持ちやすいデザインも発売されていることから、女性のたしなみとしてコンドームを持ち歩く女性が増えています。
恥ずかしがらずに、自分の好きなコンドームを探してみてくださいね。
コンドームを女性がつける
前戯や男性への愛撫が終わったあとに、あなたがコンドームをつけてあげるのも1つの方法です。
そうすることで、ムードを壊すことなくつけられます。
装着時間が短いものを使用したり、口でコンドームを装着するテクニックを覚えたりするのも効果的です。
ピルで避妊する
どうしてもコンドームをつけてくれない場合、ピルでの避妊も考えておきましょう。
コンドームは正しく使用すれば、98%以上と高い避妊効果を得られます。
しかし、つけ方を間違えたり、途中で外れたりすると、避妊効果は85%以下まで下がってしまうのです。
一方で、ピルの避妊率はコンドームよりも高いと言われており、低用量ピルを正しく服用すれば、約99%の避妊効果を得られます。
しかし、ピルで性感染症は防げません。
性感染症は女性の不妊の原因にもなるため、ピルを飲んでいたとしても、コンドームの装着をおすすめします。
つけないならセックスしないと断る
ここまで試してみてもつけたくないと言われた場合は、はっきり「つけないならセックスはしないよ」と断りましょう。
「嫌われたら嫌だ」と思って強く言えない方も多いと思いますが、パートナーはお互いを思い合える関係であるはずです。
妊娠や性感染症のリスクを1人で背負ってまで、相手を受け入れる必要はありません。
嫌なことは「嫌」、してほしいことは「してほしい」と伝えましょう。
しかし、セックスの最中に「コンドームをつけてほしい」と言っても理性が働かず、うやむやになりやすいです。
デート中の会話や、2人で話し合う時間を設けて「避妊しないならセックスはしない」「性病は不妊にもつながるからしっかり予防したい」とセックスに対する考えを伝え合っておくのがおすすめです。
もし、妊娠や性感染症のリスクを伝えてもコンドームをつけてくれないのであれば、彼との関係を見直してもいいかもしれません。
【まとめ】避妊について彼に理解してもらい、必ずコンドームをつけよう
コンドームをつけない男性の心理と、その対処方法について紹介しました。
セックスは愛を確かめ合う大切な行為ですが、望まない妊娠を避けるために避妊は必須です。
「避妊は男性がするもの」ではなく、まずは女性自身が避妊について前向きに考えましょう。
「避妊していると大切にしてくれてるのを感じる」「次は私がつけてあげるね」と積極的に行動してみてください。
そうすることで「コンドーム=嫌なもの・ネガティブなもの」という彼の印象が、ポジティブなものへと変化していく可能性が高いです。
セックスは、お互いの気持ちをしっかりと伝えることで、より良い時間へと変えられます。
あなただけでなく、彼も避妊に対して真剣に向き合ってもらえるように、2人で避妊に関する知識を少しずつ深めていきましょう。