「前戯のやり方が分からない」「彼に気持ちよくなってほしい」と思っている女性も多いのではないでしょうか?
前戯は、セックスをするためにお互いの体の準備をする時間です。
セックスをスムーズに進めるだけでなく、愛情表現やお互いの肉体的・精神的興奮を高める役割も果たしてくれます。
しかし、実際のやり方やコツを習う機会はほとんどありません。
そこで今回は、前戯のやり方とコツについて紹介します。
今日から実践できるテクニックや、前戯をする際の注意点についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも前戯とは
前戯とは、セックスにおいて、挿入前に行われるキスや愛撫、マッサージなどの行為のことです。
お互いの肉体的・精神的興奮を高めたり、体の準備を整えたりする特別なコミュニケーションで、セックスの満足度にも深く関係しています。
前戯の役割
前戯の役割は、大きく2つあります。
- 体の準備を整える
- ムードを作る
一般的に前戯は、男性器を女性器に挿入するために、膣内を十分に潤わせることです。
女性が男性に行う前戯の場合は、男性器を勃起させることが1つの目的です。
また、ムードを作って肉体的・精神的興奮を高めることは、お互いに満足するセックスにつながります。
基本的な前戯のやり方とコツ
ここからは、女性から男性に行う前戯の基本的なやり方とコツについて、紹介します。
前戯の順番や触り方は人それぞれで、ルールはありません。
しかし、相手が嫌がることをしないという基本は同じです。
相手のことを思いながら触れることで「気持ちいい」と感じながら興奮を高められます。
全身をソフトタッチする
まずは、男性器以外の部分に指や唇で優しく触れましょう。
焦らしながら、最初は弱い刺激で感じるところを避けながら触ることにより、次の行為への期待感と興奮度を高められます。
「ここを触られたら気持ちいいかな?」「自分はここを触られたら気持ちいい」と思う部分に、優しく触れてみてください。
気持ちよさそうな反応を見せたら、その部分を丁寧に愛撫してあげましょう。
逆にくすぐったそうにしていたら、しつこく触れないなど、相手のことを思いやりながら性感帯を探していきます。
耳や首筋などをキスする
耳や首筋なども性感帯の1つで、軽くキスをしたり、舌先でなぞるように攻めたりすると、ゾクゾクするような快感を与えられます。
しかし、強く吸ったり歯を立てたりすると、キスマークができてしまうことがあるため、注意が必要です。
もしキスマークをつけたくなったら、目立つ部分でもあるため、必ず彼に確認しましょう。
また、キスをするときにわざと音を出したり、セクシーな息づかいをしたりすると、さらに興奮を促せます。
痛くない程度に甘噛みする
耳や首筋にキスをする流れで、今度は痛くない程度に甘噛みしましょう。
最初は歯を立てずに唇で「はむはむ」してみて、相手の反応を見て力加減を調節してください。
唇での甘噛みは、多少強めでも痛みを生じにくいです。
そして徐々に気持ちが高まり、雰囲気が盛り上がってきたら、歯を立てた甘噛みも混ぜていきます。
歯を立てる場合は、弱すぎるくらいの力加減でちょうどいいです。
「自分が甘噛みされる側だったら、どの程度が気持ちいいと感じるのか」を想像しながら、強弱を調節しましょう。
耳・首筋・乳首・腹部・太ももと少しずつ男性器に近づいていくことで、彼の興奮と期待度をより高められます。
手を使って男性器をしごく
手を使って男性器をしごく「手コキ」は、性的快感を与えるテクニックの1つです。
男性を比較的簡単にイかせることが可能なだけでなく、ペニスを口に入れなくても良いため、フェラが苦手な女性にもおすすめのテクニックといえます。
- ローションや唾液でしっかりと濡らす
- 最初はゆっくりしごいて、徐々に速くする
- 強く握りすぎない
- 同じ箇所を長時間刺激しない
- 「すごく硬い」「大きくなってる」など言葉責めをしてみる
特に、亀頭・裏筋・カリの部分は感度が高く、快感を与えやすいです。
手コキは亀頭側に親指、付け根側に小指がくるように片手で、軽めに握ります。
このときに手のひら全体を使って、竿を包み込むのがポイントです。
しごくときは、男性器を握って上下している手の人差し指と親指の輪っか部分が、必ずカリを通過するようにしましょう。
そして、カリより先は亀頭に沿って輪っかの幅を狭めると、男性器全体を包み込みながら刺激できます。
最初はゆっくり、硬さが増してきたら徐々に速く、イきそうになったらまたゆっくり動かして寸止めしてみるなど、スピードに緩急をつけるとより喜ばれる可能性が高いです。
フェラチオで男性器を口で刺激する
フェラチオをするときのポイントの1つは、舌と口の動きです。
亀頭やカリ、裏筋や睾丸(玉袋)など、キャンディを舐めるようにゆっくり舐めたり、亀頭から竿までを深くくわえたりしましょう。
また、舌に力が入っているか、抜けているかでも感じ方が違います。
例えば、尿道などをピンポイントで攻めたいときは舌に力を入れてグリグリ舐めたり、男性器全体を舐めあげるときは力を抜いて舐めたりなど、攻め方に応じて力を調節するとメリハリのあるフェラチオができます。
フェラチオをしながら、手で上下にしごいてあげるのもおすすめです。
フェラチオをしてもらっている姿にも、男性は興奮します。
できるだけ顔が見えるように髪を耳にかけたり、上目づかいで彼を見たりすることで、さらに興奮は高まっていきますよ。
女性が男性に前戯を行う際の注意点
最後に、女性が男性に前戯を行う際の注意点を5つ紹介します。
これらの注意点に気をつけながら前戯をすることで、セックスの満足度をより高められます。
いきなり男性器を直接触らない
いきなり一番敏感な男性器に直接触れたり、舐め始めたりするのではなく、まずはキスやハグといったスキンシップでムードを高めましょう。
おでこ・頬・耳・首筋・おなかなど、徐々に上半身から下半身へ、下がりながら触れていくのがおすすめです。
気持ちが高ぶってきたところで、服の上から乳首を指先で触ったり、男性器に手を伸ばしてさすったりしながらゆっくり愛撫すると、焦らし効果も得られます。
爪で傷つけないように注意
男性器を手で刺激するときに爪が長いと、爪が当たって痛みを感じてしまったり、傷つけたりすることがあります。
セックスをする前に、爪の手入れをしておきましょう。
もしネイルをしていて爪を切れない、爪を伸ばしているなどであれば、指の腹を使って刺激するようにしましょう。
強い刺激を痛いと感じる男性もいるので、まずは優しく触れることが大切です。
相手の反応をよく見る
愛撫する場所によっては、触れるとくすぐったいと感じるだけで、気持ちいいと感じにくい部分もあります。
「気持ちいい?」と相手に聞いたり、痛がっていないか様子をよく観察したりしながら前戯を進めて、気持ちよさそうに感じるポイントを見つけたら、そこを重点的に愛撫してあげましょう。
包皮は無理に剥かない
男性器が包皮をかぶった状態である男性もいます。
この場合、無理に剥いてしまうと激しい痛みを感じたり、皮が元に戻せなくなってしまったりする可能性があります。
たっぷりとローションを塗って、皮の先から指や舌で優しく刺激してあげると、痛みを感じにくくなるためおすすめです
フェラチオでは歯を立てない
フェラチオをする際は、男性器を傷つけてしまうのを防ぐため、歯を立てないようにしましょう。
歯や爪を立てると痛みが生じ、快感どころではなくなってしまいます。
また、強い刺激をくわえると粘膜部分が傷つくことがあるので、優しい刺激から始めてみてください。
【まとめ】前戯のやり方をマスターして彼を気持ちよくしてあげよう
前戯のやり方とコツについて紹介しました。
前戯は挿入のための準備であり、愛情表現やコミュニケーションの1つでもあります。
「相手を気持ちよくしてあげたい」という思いで愛撫し合うことにより、セックスの満足度が上がり、マンネリ化の防止にもつながります。
今日してみたいことを伝えたり、お互いの好きな部分を伝え合ったりしながら、前戯をするのもおすすめです。
彼と一緒に、今よりもっと充実したラブタイムを過ごしてみてくださいね。