ムラムラするのは男性の話だと思いがちですが、男性に限らず、女性にもムラムラするときはあります。
日本には、女性の性欲がタブー視される風潮があるので、性欲について悩んでいても、表立って口に出すことは少ないかもしれません。
そこでこの記事では、女性がムラムラする瞬間や理由、ムラムラの解消法などを紹介します。
「私の性欲って強すぎるのかな」「よくムラムラするけど普通じゃないのかな」など、性欲の強さで悩んでいる人は参考にしてみてください。
女性がムラムラする主な理由
ムラムラするのは男性だけと思っている人もいるかもしれませんが、女性だってムラムラして我慢できなくなることはあります。
性欲があるのは自然なことなので、ムラムラすることがあっても「私って性欲が強すぎるのかな」と悩む必要はありません。
女性がムラムラするのにはいくつかの理由が考えられるので、ここでは女性がムラムラする原因を解説します。
1つずつ見ていきましょう。
ストレスが溜まっているから
ストレスが溜まると性欲がなくなる人もいますが、逆にセックスをしてストレスを発散したいという人もいます。
特に、幸せなセックスの思い出がある人は「セックスをすれば幸福感を得られる」「ストレスを解消できる」という想いが強くなりやすいようです。
男性に優しく抱きしめてもらうことで、ストレスで不安定になっている気持ちを安心させたいという人もいるでしょう。
仕事や生理前後のイライラなど、さまざまなストレスにより性欲が高まり、ムラムラしてしまうのです。
本能的なものだから
生物として子孫を残すために、本能的な部分で性欲が高まることがあります。
「好きな男性の赤ちゃんを産みたい」という気持ちが強くなると、本能的にムラムラを感じる可能性が高いです。
また、女性の性欲には生理周期も影響しており、特に排卵期に性欲が強くなるといわれています。
最も妊娠しやすい排卵期に性欲が強くなるのは、子孫を残すための本能が働いているという説があるようです。
排卵期には女性ホルモンが増え、膣が濡れやすくなったり、心が安定したり、心身ともにセックスを受け入れやすくなります。
男性から何らかのアクションを受けたから
好意を抱いている男性から同じように好意を寄せられたり、キスやハグをされたりすると、女性の性欲は高まります。
相手のことを好きな気持ちが、性欲を刺激するスイッチになるようです。
好きな男性からセクシャルな話をされたり、エッチな内容のLINEが届いたりしたときなども、彼とのセックスを想像してムラムラすることがあるかもしれません。
また、特に恋愛感情を抱いていない相手でも、手をつながれたりキスをされたりすることで、性的欲求が刺激されてムラムラすることがあります。
女性がムラムラしてしまう瞬間
女性がムラムラを感じるのは、どんな瞬間なのでしょうか。
ほかの人がどんなときにムラムラするのか気になっても、性欲のことはなかなか友人などに聞きにくいものです。
そこでここでは、女性がムラムラを感じる瞬間やシチュエーションを紹介します。
1つずつ見ていきましょう。
男性にくっついているとき
男性と肌が触れ合ったときに、ムラムラを感じたことがある人も少なくないでしょう。
好きな男性と隣同士に座って手をつないだり、後ろからギュッとされたりすると、その先のエッチな展開を想像してしまい、ムラムラするのです。
相手の体温や肌の感覚がダイレクトに伝わってくることで、エッチな気持ちも高まります。
特別に恋愛感情を抱いている相手ではなくても、異性に触れると思いがけずドキドキしたり、「この人はどんな風に女性を抱くんだろう」と想像してしまったりして、ムラムラすることがあります。
お酒を飲んで酔っぱらったとき
女性はアルコールを摂取すると、体内で男性ホルモンが増えるので、性欲が高まるといわれています。
普段は理性で抑えている性欲が、お酒を飲むことで解放され、大胆になってしまう人もいるでしょう。
アルコールが気分を高め、性欲を刺激し、セックスへのハードルがシラフのときより低くなってしまう女性も多くいます。
酔っぱらって、つい一緒にお酒を飲んでいた男性と、ワンナイトラブをしてしまったことがある人もいるのではないでしょうか。
なんだか寂しさを感じたとき
彼が忙しくてなかなか会えないなどで寂しさを感じると、人肌が恋しくなり、ムラムラしてしまうことがあります。
長期出張や遠距離恋愛などで長い期間会えないと、余計に触れ合いたい気持ちが強くなり、ムラムラが抑えられなくなってしまうこともあるかもしれません。
特に、急な単身赴任などでずっと一緒にいた彼と離れることになってしまうと、寂しさが大きなストレスとなり、ムラムラとして表れることがあります。
また、彼がいない人も、秋の夜長などなんとなく寂しい雰囲気のときに、肌の触れ合いがほしくなり、悶々としてしまうことがあるのではないでしょうか。
エッチな話をしたとき
エッチな話をしたり聞いたりすると、性的な場面が頭に浮かび、ムラムラしてしまう女性も多いです。
男性とのセクシャルな体験を友人と告白し合って盛り上がっているうちに、エッチな場面を想像してしまい、ムラムラしたことがある人もいるでしょう。
特に自分が体験したことのないシチュエーションや、興味をそそられるプレイの話などを聞いたときは、想像力がかき立てられ、性欲が刺激されやすくなります。
言葉で聞くだけなので、頭のなかでイメージを膨らませやすく、想像力が豊かな人ほどムラムラしやすいかもしれません。
しばらくエッチをしていないとき
彼が忙しかったり、彼と別れたりしてしばらくエッチをしていないと、体がムラムラしてくることがあります。
女性より男性のほうが、一定期間セックスをしていないと「エッチしたい」「射精したい」という状態になるイメージが強いかもしれません。
しかし、女性もセックスをしていない期間が続くと、ムラムラを発散したい気持ちになることがあるのです。
特に、大好きな彼と幸せなエッチの経験がある人は「もう1度あの快感を味わいたい」と思うことで、ムラムラしてしまいます。
遠距離恋愛などで物理的になかなか会えない場合も、彼への想いが募り、エッチしたい気持ちが強まるでしょう。
昨夜を思い出させるようなメッセージが届いたとき
大好きな彼とベッドで盛り上がった次の日に「昨日はいっぱいイチャイチャできて嬉しかった」「また抱きたい」などのメッセージが届くと、昨夜のセックスを思い出してムラムラしてしまうでしょう。
たとえ仕事中でも、彼からのセクシーな言葉を見た瞬間、昨夜の情景が頭に浮かび、体が熱くなってしまうかもしれません。
昨夜のことで記憶も新しく、彼の体や仕草をリアルに思い出し、性的欲求が刺激されるのです。
2人っきりになったとき
個室や誰もいない裏道など、男性と2人っきりのシチュエーションになると、異性として強く意識してしまい、ムラムラすることがあります。
人前では恥ずかしく感じても、2人っきりになることでセクシャルな会話ができたり、キスやハグへの恥ずかしさが減ったりして、その後の展開も意識しやすくなるでしょう。
特にバーの個室など薄暗い空間で近距離にいると、ムードが盛り上がり、性的欲求も刺激されやすくなります。
男らしい一面が見えたとき
女性は本能的に、筋肉が盛り上がっていたり、重い物を軽々と持ち上げたりする男らしい男性に惹かれるといわれています。
女性は、男らしい男性を見ると生殖能力も高いと感じ、「生物として子孫を残さないといけない」という本能が刺激され、ムラムラを感じるそうです。
肉体的な部分だけでなく、一緒に歩いているときに歩道側に寄せてくれたり、車が来て危ないときに腕を引っ張ってくれたり、行動面でも男らしさを感じるとムラムラすることがあります。
男性のたくましさや強さに惹かれて「この人に抱かれたい」と思ったことがある人も少なくないのではないでしょうか。
男性の力に抗えないと感じたとき
好意を寄せる男性から股ドンされたり、押し倒されたり、男性の力に抗えないと感じたときにムラムラすることがあります。
股の間に足を入れられて壁に追い詰められる股ドンは、キスができそうなくらい相手との距離も近づき、足を入れられているので股を閉じられず、普通ではありえない状況に気持ちが高まりやすくなるようです。
また、ベッドの上で男性に押し倒されると、力では敵わないことを実感し、このまま身を任せてしまいたい気持ちになります。
好きな男性からのパワープレイで男らしさやドキドキを感じ、性欲のスイッチが入るのです。
男性から恥ずかしい言葉をかけられたとき
男性から、セックスを想像させるような恥ずかしい言葉をかけられたときに、ムラムラすることがあります。
「今日は帰さないよ」「俺がずっとそばにいるよ」「俺に甘えていいよ」など、まるでドラマのセリフのような恥ずかしい言葉を言われると、ドキッとして性欲が刺激されます。
特に、普段は真面目で軽口をたたかないタイプの男性から恥ずかしい言葉をかけられると、意外性も手伝い、ドキドキしてしまうでしょう。
また「真っ白な肌に触れてみたい」「唇がセクシーだよね」など自分の体のことを言われると、キスやセックスを連想してしまい、ムラムラしてしまいます。
男性の肌がチラ見えしたとき
パートナーの見慣れた肌にムラムラすることは少ないものですが、ふとした瞬間にチラッと見えた男性の肌にはムラッとしてしまうものです。
暑い日にTシャツの裾をパタパタしたときにチラ見えする腹筋や、Tシャツをめくり上げて顔の汗を拭ったときに見える上半身など、普段見慣れていない男性の肌を見ると、性的興奮を覚える女性は多いです。
特に、チラ見えした男性の体が筋肉質だったり、がっしりしていたりすると「この体に抱かれてみたい」と感じ、ムラムラしてしまいます。
男性から良い匂いがしたとき
女性は本能的に、自分からは感じない男性特有の良い匂いに惹かれます。
男性の汗の匂いや脇の匂いに男を感じ、ムラムラしたことがある人も多いのではないでしょうか。
男性自身から発せられるものではなくても、男性専用の香水の匂いやタバコの匂いに惹かれ、ムラムラを感じる女性もいます。
ただし、どの匂いに惹かれるかは人それぞれなので、脇の匂いやタバコの匂いが苦手という女性もいるでしょう。
男性と手をつないだとき
男性からギュッと手を握られることで、ムラッとくる女性もいます。
男性の大きな手やゴツゴツした骨の感触に男っぽさを感じ、ドキドキしてしまうのです。
また、手が直接触れ合うことで肌のぬくもりを直に感じ、その先のエッチな場面を頭に思い浮かべてしまいます。
セックスは肌と肌の触れ合いなので、手をつなぐなどして異性と肌が触れ合うと、エッチな想像をしてしまい、ムラムラを感じる女性も多いです。
好きな人のことを考えているとき
意中の男性のことを考えているときに、彼とのキスやセックスを想像してしまい、ムラムラすることがあります。
大人の女性なら、好きな人との会話やデートだけでなく、その先の展開を考えてしまうのは自然なことでしょう。
「彼とのキスはどんな感じだろう」「彼はどんな風に女性を抱くのかな」などを想像しているうちに、ムラムラしてしまうのです。
また、交際している男性とのスキンシップやセックスを思い出して、ムラムラすることもあります。
好きな男性のことを考えていると、エッチな方向に想像がいってしまうという女性は多いものです。
ふとした瞬間にキスやハグをされたとき
男性からふとした瞬間にキスやハグをされると、ドキッとする女性も多いでしょう。
バーなどで隣に座っているときにそっとキスされたり、誰もいないエレベーターのなかでハグをされたりすると、ドキドキして性欲を感じることがあります。
そのまま、ベッドのなかでのキスやハグを思い浮かべ、ムラムラする人もいるでしょう。
セックスの前にキスやハグをするのは自然なことなので、キスやハグからセックスを連想してしまう人も少なくありません。
女性がムラムラするのを隠してしまうワケ
ムラムラを感じても、口に出したりせず、隠したり性欲を抑えようとしたりする女性は多くいます。
女性がムラムラを隠そうとしてしまうのは、どうしてなのでしょうか。
ここでは、女性がムラムラを隠そうとする理由を解説します。
1つずつ見ていきましょう。
恥ずかしいと感じている
ムラムラすることを恥ずかしく感じ、性欲をオープンにするのに抵抗をもつ女性は多くいます。
ムラムラするのは男性だけだと思っていたり、ムラムラする女性は「はしたない」「品がない」と思っていたりすると、性欲を感じる自分に羞恥心を抱いてしまうようです。
女性の性欲に対してネガティブな感情をもっている人ほど、ムラムラする自分を恥ずかしく思い、なかには性欲自体を抑えようとしてしまう人もいます。
軽い女だと思われたくない
男性を相手に性欲のことを口にすると「恥じらいのない女」「軽い女」と思われる恐れを感じ、ムラムラを隠す女性は多いです。
特に片思い中の相手に対しては「ムラムラした態度を見せると嫌われるかもしれない」という心理が働き、慎重になってしまうでしょう。
付き合って間もない彼氏に対しても、やはり「遊んでいる女」と思われるのが怖くて、悶々とした気持ちは隠す人が多いかもしれません。
自分自身の体を守っている
自分の体を守るために、ムラムラを隠す女性もいます。
ムラムラしていることを態度に出してしまうと、男性から「エッチに誘っているのかな」と思われる恐れがあります。
相手が彼氏や好きな男性なら問題ないかもしれませんが、そうではない場合、無理やりセックスに持ち込まれたり、性病をうつされたりする可能性も否定できません。
自分を守るために、相手によってはムラムラした気持ちを隠そうとするのです。
彼に気を遣っている
彼が忙しかったり、仕事で疲れたりしている場合、ムラムラした態度を見せると彼を困らせてしまうかもしれないと思い、性欲を隠すことがあります。
彼の体調が悪かったり、EDなどで悩んでいたりする場合も、彼を気遣ってムラムラした気持ちは表に出さないでしょう。
自分の性欲より「大好きな彼をゆっくり休ませてあげたい」「EDで悩む彼を傷付けたくない」という気持ちが勝り、ムラムラを隠してしまうのです。
男性から求められたい気持ちが強い
ムラムラした気持ちをオープンにすると、自分から男性をセックスに誘っていることにもつながるでしょう。
自分から誘うより、男性から求められたい気持ちが強い場合、ムラムラを感じていても隠してしまうことが多いようです。
男性のほうから誘われることで、女としての自信や喜びを感じられるという人も少なくありません。
「いつまでも男性から女として見られたい」という気持ちが強い人は、男性からセックスに誘われることで、体だけでなく、精神的にも満たされるようです。
女性がムラムラしたときの解消方法
女性もさまざまな瞬間やシチュエーションにムラムラすることが分かりましたが、ムラムラを感じたときの解消法も同時に知っておくと良いでしょう。
ここでは、女性がムラムラしたときに性欲を解消する方法を6つ紹介します。
自分の性欲と上手く付き合う参考にしてみてください。
パートナーとセックスをする
パートナーがいる場合は、素直に彼とセックスをすることでムラムラが解消されます。
恥ずかしがらずに、ムラムラした気持ちをパートナーに伝え、セックスに誘ってみましょう。
言葉で誘うのが恥ずかしい場合は、テレビを見ているときに体を密着させたり、彼の内腿や腰に触れてみたりしてムードを作り出すと、彼のほうから誘ってくれるかもしれません。
大好きな彼と幸せなセックスをすることで、愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌され、性欲が満たされるだけでなく、心も幸福感に包まれるでしょう。
ひとりで自慰行為をする
マスターベーションやセルフプレジャーとも呼ばれる自慰行為をすることで、ムラムラを解消できます。
自慰行為をすることに罪悪感を抱いたり、恥ずかしく感じたりする人もいるようですが、女性がムラムラを感じたり、自慰行為を行ったりするのは自然なことです。
自慰行為をすることで、性欲が解消されるだけでなく、自分の体の気持ちいいポイントが分かったり、オーガズムに達する方法が分かったりします。
また自慰行為でも、セックスと同じように愛情ホルモンのオキシトシンが分泌されるといわれており、リラックスした幸せな気持ちになれます。
最近では、女性専用のラブグッズも増えているので、興味がある人は試してみることで、新たな性的感覚を得られるかもしれません。
性欲以外の欲で満たす
食欲や睡眠欲など、性欲以外の欲を満たすことが、ムラムラの解消につながります。
特に、食欲と性欲は密接な関係があるとされており、食欲を満たすことで、性欲を抑えられることが多いようです。
お腹いっぱい食べて、リラックスした状態でぐっすり眠ることにより、すっきりした気分で目覚められるでしょう。
また、街に出掛けて買い物をするなど、物欲を満たすことでリフレッシュした気分になり、ムラムラを解消できるという人もいます。
趣味に没頭する
エッチなことを考える時間を減らすことで、ムラムラを感じにくくできます。
自分の大好きな趣味に没頭しているときは、性的なことを考える余裕もないでしょう。
好きなアーティストの曲をカラオケで思いきり歌ったり、映画を観て涙を流したりする時間は、ムラムラを感じにくいものです。
特に、スポーツや散歩などの体を動かす趣味は、心も体もリフレッシュでき、性欲を抑えやすいといわれています。
健康や美容にもつながる温泉や、気分転換ができるプチ旅行なども良いでしょう。
性欲解消のためにセフレを作る
パートナーがいない人は、性欲を解消する手段としてセフレを作るという選択肢もあります。
マッチングアプリなどを利用し、セフレを確保しておくことで、ムラムラに対処できます。
ただし、性病や人間関係のトラブルなど、自分の身に危険がおよぶような付き合い方は避けなければいけません。
セフレを作る場合は、相手の男性とさっぱりとした関係を築き、安全に楽しむことを心掛けてください。
女性用風俗に通う
セフレを作るのは抵抗があるけど、実際に男性と触れ合ってムラムラを解消したいという人は、女性用風俗に通うという方法もあります。
お金を払って利用するので、自分好みの男性と後腐れなく、性欲を満たせます。
プロの男性セラピストが相手なので、彼氏には言えないことをお願いできたり、性を思いきり解放できたりする人も多いようです。
ただし、はまりすぎてお金を使いすぎてしまったり、特定のセラピストに依存してしまったりするケースがあるので、気を付けて利用してください。
【まとめ】女性がムラムラしても恥ずかしいことではない
女性がムラムラを感じるのは恥ずかしいことではなく、自然なことです。
ムラムラしたことのある女性は多く、性欲を感じるのは当たり前の現象なので、ネガティブな感情を抱く必要はありません。
日常生活でムラムラを感じたときは、この記事で紹介した解消方法をぜひ参考にしてみてください。
自分に合った性欲解消法を知ることで、大人の女性としてのセックスライフをより楽しめるでしょう。